ASLAN COFFEE FACTORY
イエメン / シャーエフ・マーネァ ナチュラル(浅煎り)
イエメン / シャーエフ・マーネァ ナチュラル(浅煎り)
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生産国:Yemen(イエメン)
生産地:Sanawa Manaka Haraz Jarma Village(サナア州マナーカ・ハラーズ地域ジャルマ村)
生産者:Shaif Manea (シャーエフ・マネア)
品種:Udaini,Jaadi(ウダイニー、ジャーディー)
標高:2,000- 2,150m
精製方法:Natural(ナチュラル)
ローストレベル:Cinnamon roast(浅煎り)
【焙煎あーだこーだ】
イエメンのコーヒーの良さは多くの方が甘味やボディ感・アフターテイストだと思っているでしょう。
それもそうなんですが・・・
僕がイエメンコーヒーで大事にしているのは「酸味」です。
タレックさんの紹介するイエメン農家のコーヒーは本当に透明感が凄いから
丁寧に焙煎すればイエメンコーヒーなら何も考えなくても甘くなるわけよ
それじゃ面白くないし、僕らがイエメンコーヒー好きなのってそこじゃなかった
イエメンコーヒーで本当に好きなバランスはそこに酸味があるとき。
綺麗な川の清流のような澄んだ酸味が
ほんのりある少し立体的なバランスです。
なので、いつもイエメンのコーヒーを焙煎する時にテーマに据えるのは「酸味」です。
マネアさんのクロップも伝統的なイエメンコーヒーの見てくれをしています。
ナチュラルなのに凄いみずみずしい生豆の香り
バキュームパックを開けるとフレッシュな香りが心地よいのよ
標高も高いため豆粒は小さい
ぎゅっと密度が詰まってる
なのにナチュラルだから、まぁ何も考えてなかったら150℃以降でどんどんメイラード反応が強くなる。
かといって火力を抑えてしまうと、密度が高いので豆の内部までカロリーが届かない。
「あぁ。毎年の、いつものタレックさんのやつやん」
初見のテストローストではそんな嬉しさもぎっしり詰まってる密度でした
このクロップはとても綺麗な甘さがあります。
きっと甘味を強烈に感じるでしょう。
でも、僕が大切にしてるのはそこじゃなくてその前後で感じる優しさと明るさが同居した紫色の酸味
これを焦がすこともなく内圧かけすぎてベイクドオーバーすることもなく軽やかな明るい表情のそのままの形でコーヒーにしてあげることだけを焙煎では大事にしています。
今あるラインナップの中では一番スコットラオ
スコットスコットラオラオくらい
高温短時間焙煎です
あーだこーだ言うとりますけど、要は
「あ、なんか巨峰っぽい」
そう感じた時
きっともう貴方はこのコーヒーの酸味の虜
【FLAVOR COMMENT(フレーバーコメント)】
【Aroma(アロマ)】Raisin(レーズン)、Cacaonib(カカオニブ),Caramel(キャラメル)
【Flavor(フレーバー)】Grape(巨峰),Strawberry(ストロベリー/あまおう),Nectarin(杏子)
【Acidity(酸味)】Malic acid(リンゴ酸),Citrus acid(シトラス酸)
【Sweet(甘味)】Cacaonib(カカオニブ),Honey(蜂蜜)
【Body(ボディ≒コク)】short-MediumBody(ショートミディアムボディ)
【After Taste(アフターテイスト)】Grape(巨峰)、chocolate(チョコレート)
【Balance(バランス)】Clean(クリーン),Bright(明るい), Three-dimensional(立体的)
Haraz
ハラズはイエメン北西の高地に位置します。
この地域の標高は最高2,500mと高く、かなり寒冷な地域です。 ハラズ周辺は、豊かな火山性土壌であることや山岳地帯ならではの寒暖差の激しい気候から、イエメンの中でも良質なコーヒーが取れる産地として知られています。
生産量もイエメンの中では最も多いエリアです。
また、ハラズでは、小規模農家が山の急斜面を利用した段々畑でコーヒー栽培を行っていますが、標高が高く温度がとても低いため、コーヒーノキにとって天敵と呼ばれる霜が起こりにくいです。
そのため健康的にコーヒーが育ちシェードツリーは基本的に使用していません。
自然が織りなすコーヒー栽培の理想的な環境はエチオピアと並ぶコーヒー発祥の源流を感じざるを得ません。
また300年以上の歴史をコーヒーノキと共に脈々と受け継いできたコーヒー農家さんもあり、ここイエメンハラーズのコーヒーは農家にとって血族が生きてきた証明と伝承・誇りでもあります。
だからこそ、コーヒー生産への彼らのこだわりは「家宝だから大切に扱う」というニュアンスがあります。
もはや彼らのコーヒーの精製、加工についての技術は文化的背景となっており他の国の思想をはるかに超えています。
Shaif Manea
生まれも育ちもジャーマ村のシャェフさんはコーヒー農家としてこの村一番の大ベテランになります。
内戦や万年不安定な政治情勢によって世界との断絶が長いイエメンで生きる彼にとってコーヒーを育てることはただの生産ではなく、彼が生きてきた歴史を刻むための誇りです。
マネアさんのコーヒー農園は農園と呼ぶにはおこがましいかもしれません。
険しい山々に囲まれた彼の農園にはわずか3,000本の貴重なコーヒーの木々があるだけです。
彼はそのわずかなコーヒーノキを先祖代々受け継ぎ、そして後世に残すための伝承者です。
特に変わった製法はありません。
彼は古来からこの地に伝承してきた伝統的な製法を行うだけです。
収穫期には家族が手伝い、一家総出で熟したチェリーを手で丁寧に摘み取り、丁寧に乾燥しています。
そう、ただ丁寧に。
大切に大切に。
伝承とはそういうことなのだと。
彼の姿とこのコーヒーが強く訴えかけます。

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