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ASLAN COFFEE FACTORY

ケニア‐POK‐ / ニュー・エライジャ・ジョマ  ウォッシュド(14g~)

ケニア‐POK‐ / ニュー・エライジャ・ジョマ  ウォッシュド(14g~)

通常価格 ¥522 JPY
通常価格 セール価格 ¥522 JPY
セール 売り切れ
税込み。
グラム

生産国:Kenya(ケニア)

生産地:Kirinyaga Country ,Kamuchage / キリンヤガ・カムチャゲエリア

生産者:New Joma Farma(ニュージョマファーム)

品種:Ruiru11,Batian,SL28,SL34

標高:1,911m

精製方法:Washed( ウォッシュド )

ローストレベル:Cinnamon Roast /浅煎り (1crak⁺79sec)

 

CUPCOMMENT / カップ評価

Flavor(フレーバー)

T3.Black Currant(カシス/クロスグリ)、T3.Orange(オレンジ)、T3.Peach(ピーチ)、T2.Blacktea(ブラックティー)

Aroma(アロマ)

T2.ブラックティー:Floral⇒Blacktea、T3.カシス:Fruity⇒Berry⇒Black Currant、T3.メープルシロップ:Sweet⇒Brownsugar⇒Maplesyrup、T2.ブラウンスパイス:Spices⇒Brownspice

Acidity(酸味)

T3.クエン酸:Sour⇒Sour⇒Citric、T3.林檎酸:Sour⇒Sour⇒Malic、T3.リン酸:Sour⇒Alcohol/Fermented⇒Phosphoric Acid、T3.カシス:Fruity⇒Berry⇒Black Currant、T3.オレンジ:Fruity⇒Citrus Fruits⇒Orange、T3.ピーチ:Fruity⇒Otherfruits⇒Peach

Sweetness(甘味)

T3.カシス:Fruity⇒Berry⇒Black Currant、T3.オレンジ:Fruity⇒Citrus Fruits⇒Orange、T3.ピーチ:Fruity⇒Otherfruits⇒Peach、T3.メープルシロップ:Sweet⇒Brownsugar⇒Maplesyrup

Mouthfeel(マウスフィール)

T3.メープルシロップ:Sweet⇒Brownsugar⇒Maplesyrup、T3.ピーチ:Fruity⇒Otherfruits⇒Peach、T2.ブラウンスパイス:Spices⇒Brownspice

After Taste(アフターテイスト)

T3.ピーチ:Fruity⇒Otherfruits⇒Peach、T2.ブラウンスパイス:Spices⇒Brownspice、T2.ブラックティー:Floral⇒Blacktea、T3.オレンジ:Fruity⇒Citrus Fruits⇒Orange

Roasters' Comment             

ASLANでは初となるケニア・オークションロットの登場です。

今回のロットPride Of Kenya New Elijah Jomaはケニアの輸出業者Jabali Coffeeが開催しているAuction Coffee Tradeで一位にラベリングされたロットになります。

         

僕が約10年前に初めて飲んで感動したObsucura Coffee Roastersの浅煎りケニアもキリンヤガのオークションロットでしたね。

 

巡り巡ってきた感じがしてなんだか嬉しい。

 

そんな運命的?な今回のキリンヤガのオークションロットは「伝説の脇山」と何故かケニアでは呼ばれているらしい暮らしと珈琲の脇山さんが買い付けてきたロットです。

脇山さんが「ケニア好きならめっちゃ良いのあるよ」と紹介してくれたんですが、これがケニアのテロワールを凝縮したようなオーセンティックさと研ぎ澄まされたという言葉が似合うくらい綺麗な質感にアバンギャルドさも感じられるオーセンティックかつ現代的なスペシャルロットです。

 

決して派手なニュアンスはないですが、アタック⇒ミドル⇒アフターでバランスの良さの中に丁寧な品質作りを感じられる風味の変化が楽しめます。

 

酸味は非常にフレッシュな印象があります。

温州ミカンやマンダリンオレンジを思わせる綺麗な酸味は生き生きとした快活な印象をカップ全体に与えてくれています。

 

快活で生き生きとした陽気な印象の後に広がってくるのは“魅惑“です。

酸味の後に広がってくる甘味は濃厚でボリュームがあります。まるでキャンディーのような濃厚な甘味は快活だったカップの印象に“穏やかさ“や“大人の落ち着き“に似たムーディーで上品なニュアンスを散りばめてくれています。

 

この時点でだいぶケニアのテロワールをしっかりと表現してくれている素晴らしいカップですが、僕がこのロットで好きなのはそこから広がってくる余韻の新しい表情です。

 

最後に感じるのは木漏れ日や、深緑の香り。

ソーキングの風味をここまではっきり感じるケニアコーヒーは多くありません。

このカップからは後味でケニア伝統のソーキングプロセスから来るスパイシーな発酵感がほのかにあります。

このほのかな辛みは、落ち着きはらったカップに再度“爽やかさ“や”ハーバル“といったボタニカルなニュアンスをカップの輪郭に与えていて、ここまで非常にオーセンティックな響きだったカップの印象に途端にアバンギャルドな表情を加えています。

最後にはなんとなく、窓から差し込んでくる木漏れ日のような穏やかな陽気を感じます。

 

ジャスト・ケニアを地で行くようなこのカップのバランスの奥には上質さや、地味深さ、そして身体に溶け込んでいくような陽気さがあり、ASLANPride Of Kenya(プライド・オブ・ケニア)として相応しいトップレーベルかと思います。

 

 

 

Auction Coffee Trade Of Kenya 

ケニアコーヒーの生豆取引はオークション制がオフィシャルになっています。

 

本来であれば、全てのケニアコーヒーがオークション制での取引になるはずなんですが、実際日本市場に流れる大半のケニアはインポーターやエクスポーターが直接現地で農園から独占購入したものになっています。

これはケニア的にはイリーガル(違法)になるようですが、取り締まる法律もないので暗黙という形で一般的に行われているそうです。

 

イリーガルというとだいぶ誤解が生まれそうなんですが、これは絶対悪というより、コーヒー産業全体で考えると農園側と輸入側両方にとって一定のメリットがあるので黙認されているような感じなのでしょう。

 

さて、なぜこの二重構造が黙認されるのかというと、これは“売り手“いわゆる農園側にとって恩恵が大きいからです。

 

オークション取引と直接取引のどちらへ最終的に販売するかは農園側に権利が保障されているのに加えて、オークション取引がケニアオフィシャルになっているため、農園側のイニシアチブ(市場優位性)が高く、オークション取引が直接取引による青田買い防止の保険になっています。

オークションでの売れ行きを見てから直接取引の方を考えられるので、農園的には資金調達のスキームが成立します。

 

さらに、オークション制というオープンベースでの取引は農園との関係値関係なく欲しいロットに資本投入出来たりするので、より自由に選択的に良いロットを公正な価格で獲得できます。

これは特に小さなインポーターや特定のブランドロットに強いインポーターなんかは相性が良いと思います。

 

ただ輸入側にとってみれば、オークション取引はメリットばかりではありません。

そもそもオークションなので狙っているロットに競合が現れてしまうと容易に想定の範囲外まで生豆価格が上がっていきかねない・・・。

こうした見込み予算が作りづらい性質はそのままリスクヘッジの困難さに直結するので、オークション取引は大きな商社になればなるほど参入リスクが気になってしまいます。

加えて、オークション取引は直接売買よりも輸入するまでの時間もかかるらしい・・・

もう、そうなってくると日本の商社がよりスピーディーでリスクヘッジが容易な直接取引へと流れてしまうのは想像に難くないでしょう。

 

ケニアのコーヒートレードがオークション取引とアン・オフィシャルな直接取引の二重構造で成り立っているのはこうした選択肢の多様性が買い手と売り手のメリットを相互補完する形になっているからなんだと思います。

 

ただ、オークションがケニアのオフィシャルなので、勿論オークショントレードの方が品質の良いケニアコーヒーは沢山流通します。

日本ではなかなか良いケニアを仕入れるのが難しいって言いますが、それはコストの兼ね合いもあって日本のインポーターがオークションにあまり参加せず、アン・オフィシャルな直接トレードでの流通が多いのも関係していると思います。

今回のオークションロットはそういった意味で非常に上質なケニアを仕入れることが出来たので大満足。

 

 

 

余談        

 これは余談ですが、せっかくこの豆を焙煎するなら脇山さんのケニアの動画を全部見てから焙煎しようと思ってテストローストは全動画を観てから始めました。

やっぱストーリーがある豆はいいですね、焙煎計画の妄想が非常に捗ります。

僕がこのNew Elijah Jomaで大切にしているのは「快活さとムーディーなミドル、爽やかな余韻」です。

 

このカップの酸味は初めてのケニアオークションを全身で楽しむ脇山さんの快活さ。

後から広がってくる甘味にはケニアやJabaliの人々の祝福。

ボタニカルな余韻にはケニアの大地を思い浮かべています。

 

このカップを隅々まで楽しみたいと思っているコーヒーギークの方は暮らしと珈琲のYoutubeにケニアの動画があるのでそれを観ながら飲むといいですよ。

ちょこちょこ入る脇山さんのハイテンションボイスがちょっとうるさいけどオークションライブはこのコーヒーの雰囲気が濃縮されているのでおすすめです(笑)

 

PROCESS

ケニアの風味は浅煎りでも深煎りでも”ビックボディ”からくる立体的な風味が最大の特徴ですが、これはケニアの生産者が伝統的に大切にしているウォッシュドプロセスからくる風味です。

なので、ケニアコーヒーをリリースする際は何度でもこの話をします(笑)

初めてASLANのケニアを買う人はもちろんですが、以前からASLANのケニアを愛している常連の皆さんまで懲りずに何度でも読んでください(笑)

 

 

Washed is more suitable for mass production than quality, and natural is the mark of high-quality coffee. Is that true?

日本では”ナチュラル”コーヒーが良いコーヒーで、”ウォッシュド”コーヒーは大量生産に向いてる工業型農業用のコーヒープロセスと思っている方が圧倒的に多く、なんとなく『ウォッシュドよりナチュラルのほうがこだわってるコーヒー』という風潮を感じます。

ブラジルなど中南米コーヒーの文脈テキストではそうした観点からみてあながち間違いないかもしれませんが、ことアフリカの生産諸国に至って言えば、実はそうでもないんです。そして、その違いには面白い地理的背景が潜んでいます。


ケニアやエチオピアが位置するアフリカという大地は豊かな自然に恵まれていますが、この大地の年間降雨量は中南米と比べて少なく、昔から水は命を紡ぐ貴重な資源です。

もちろん、地域によって程度は違います。コーヒーが良く育つ中央アフリカは比較的雨が多い方ですが、それでも大量の水を産業廃棄物にしてしまうウォッシュドプロセスは、水が貴重なアフリカにおいてそれだけで大変高い付加価値になります。

実際アフリカの各生産国がウォッシュド製法に昔からこだわりが強いのもこうしたバックグラウンドが関係していて、ケニアはその中でも特にこのウォッシュドコーヒーに対するテロワール(風土)ブランドを自負している一国です。

ナチュラルプロセスは収穫したチェリーをそのまま乾燥させて脱穀すればコーヒー豆に出来るので、ケニアのナチュラルプロセスは海外に輸出できない粗悪品を国内消費用として生産に使用する際やインスタント用コーヒーとして生産する際に使用されるのが伝統的です。

最近では、国全体のコーヒー産業構造が大量に水を使うウォッシュドに偏るのはSGDSの観点から良くないと危機感を抱き、「脱ウォッシュド」の農業コンセプトを掲げるマイクロミルが出始めるなど、スペシャリティコーヒーの生産において如何に”ケニア・ウォッシュド”というブランド力が国内外で認知されており、その生産に偏っているかが垣間見えます。

 

 

WHAT EXACTLY IS SOAKING?

ここまでケニアコーヒーが如何にウォッシュドプロセスのコーヒーにプライドを持っているかを紹介してきましたが、ケニア・ウォッシュドの最大の特徴は「ソーキング」です。

昔からケニアの生産者たちは他国の生産者たちとは異なり、ウォッシュドの発酵工程まで終えたパーチメント(殻を覆った生豆の呼称)をそのまま乾燥させるのではなく、きれいな水で一杯にしたタンクに漬けて一日ほど寝かせます。

 

これをSoaking(ソーキング)と呼びます。

今ではアフリカの他生産国にも行う国はありますし、中南米の生産者でもケニアの手法を真似てソーキングする農家もいます。

そのため、他国の農家はソーキングを「ケニア式」と呼ぶこともあります。

最近の中南米の農家はSoaking(ソーキング)によって促される”発酵”に着目してこの手法を取り入れますが、ケニアの人々は元々からそんな意識があったわけではありません。

どちらかというと、この工程で「生豆を綺麗に洗う」イメージを強く持っています。

僕がケニアの農家と話したときは「きれいな水を使って不純物を取り除く」と話していたのが印象的で、なんとなくお米を研いでる感覚に近いかなと感じました。

コーヒーサプライチェーンへの感度が高いケニアの輸出業者や農家はこのソーキングに対し、現在では”標高の高い地域で取れる硬い豆を柔らかくして浅めの焙煎でも上手く熱が通るようにしている”と確かなプロセスの根拠を提示してくれるようになりました。

 

ただ、元々は「水で洗うことによって雑味がなくなる、綺麗になる」というちょっと妄信的で感覚的なところからはじまっています。

 

それでも伝統的な手法として存在し続けたのはケニアがこのソーキングに対し、プライドを持っていたからでしょう。

 

今回のロットであるキアリアウォッシングステーションも、ソーキングが施されたクラシックなケニアウォッシュドになっています。

ぜひ、ここまでのストーリーを踏まえて”プライドオブケニア”のフレーバーを楽しんでください。

 

SL28,SL34

最後に品種の勉強をしたいコーヒーマニアのために、今回のロットを構成するケニアオリジナル品種の2種類の紹介を補足しておきます。

先ずはそもそもSL(エスエル)って何?って話からざっくりしていきましょう。

コーヒーの品種を体系的にかなりざっくり分けると大きく3つの時代背景に分布されていきます。(ざっくりなので異論は認めます)

 

1:【スーフィズムと大航海時代】1500年代~1700年代(当時の中東世界の支配下で種子がエチオピアからメッカまでの巡礼地沿いにスーフィズム教団を中心として伝搬。イエメングループはここでエチオピアグループから派生。その後、大航海時代の植民地政策の流れで世界各地に第一次伝搬)

2-a:【アフリカでさび病最初の大流行】1869年~1910年代(セイロン島のコーヒーの木がさび病で全滅。その後、アフリカでさび病が大流行。研究者たちが躍起になって病気に強いDNAを持つ品種選抜を開始。)

2-b:【中南米でさび病大流行】1950年代(アムステルダム・ジャワ系のティピカグループとは別の新たな品種群が中南米に伝搬。ここで伝搬するのはさび病に耐性があることが研究によって判明した農業用選抜群。Ex.ゲシャ1931)

3:【東ティモールの奇跡】1927年(人工交配ルート。「東ティモールの奇跡」と呼ばれる世紀の大発見によってロブスターの優性遺伝を継承したアラビカ種の開発が可能に。)

 

SL系の品種が誕生したのは時代背景的に2になります。

さび病が大流行したことによってアフリカの当時のコーヒーの木の生態系は壊滅的なダメージを負います。

その中でも生き残ったさび病に強い耐性を示した品種を今後の農業用品種として選抜していく流れがここで起きます。

そして、SLは当時、タンザニアからケニアにかけて品種選抜の研究を行っていたScott Laboratoryies(スコット研究所)の略称です。

 

これが今に続くケニアオリジナル品種の誕生ですが、本当にざっくりとした説明なので詳しく知りたい方は以下を参照してください。

 

先ずは毎度お馴染みのWorldCoffeeResearchの品種カテゴリーをそのまま抜粋。

 

[ Background ]

ーSL28ー

遺伝的分類 : ブルボン-ティピカグループ(ブルボン種との関連性)

血統 : 「タンガニカ干ばつ耐性」のセレクション。ブルボンのような遺伝的背景。

ブリーダー : Scott Agricultural Laboratories

歴史 : SL28は、アフリカで最も有名で高く評価されている品種の1つです。その結果、1930年代に最初に選ばれたケニアからアフリカの他の地域(特にウガンダのアラビカ種栽培地域では重要です)、そして現在はラテンアメリカに広がりました。

この品種は中高地に適しており、干ばつに強いですが、コーヒーの主要な病気にかかりやすいです。

SL28は、その「素朴さ」で注目に値します。

ここで言う「素朴さ」とは一度に何年も、場合によっては数十年も手入れせずに放置し、その後、成功した生産に戻ることができることを意味します。

ケニアの多くの地域には、樹齢60〜80年のSL28の木があり、まだ生産的です。

SL28は、旧スコット農業研究所(現在は国立農業研究所、カベテにあるNARL、詳細は以下)で選択されました。

1935年から1939年にかけてスコット研究所で行われた個々の木の選択には、SLというプレフィックスが付けられ、さまざまな起源の42本の木が選択されています。

ここで選抜された42本の木が収量、品質、干ばつおよび耐病性について研究されました。

SL28は、1935年に”タンガニーカ干ばつ耐性”と呼ばれる個体群の1本の木から選択されました。

1931年、スコットラボの上級コーヒーオフィサーであるADトレンチは、タンガニーカ(現在のタンザニア)のツアーを実施。歴史的文書によると、彼はモドゥリ地区で干ばつ、病気、害虫に耐性があるように見える品種が育っていることに気づきました。

その際に、種子は収集され、スコット研究所に持ち帰られ、そこでその干ばつ耐性が確認されました。

それは、その子孫であるSL28に取って代わられるまで広く分布しました。

SL28は、この集中育種の時期のプロダクトと見なされました。

最近の遺伝子検査により、SL28がバーボン遺伝グループに関連していることが確認されています。

 

ーSL34ー

遺伝的分類 : ブルボン-ティピカグループ(ブルボン種との関連性)

血統 : ティピカグループのような遺伝子的背景

ブリーダー : Scott Agricultural Laboratories

歴史 :SL34は、1930年代後半にケニアのスコット農業研究所で最初に選択されました。SL28と同様、1935年から1939年にかけてケニアのスコット研究所で行われた個々の木の選択には、「SL」というプレフィックスが付けられているので、SL28もSL34もここで選抜されたコーヒーの木になります。

なお、SL34 は、スコット研究所での研究が地元の私有地所有者と協力して行われることが多かったため、ケニアのカベテにあるロレショ エステートの 1 本の木から選ばれました。その木には「フランス宣教団」とラベルが付けられていました。

スピリタンとして知られるフランス人宣教師は、1893年にブラ(ケニアのタイタヒルズ)に伝道所を設立し、そこにラレユニオン島由来のバーボンコーヒーの種が植えられました。ブラからの苗木は、1899年にセントオースティン(ナイロビ近郊)の別のフランス伝道所に運ばれ、そこからコーヒーを栽培したい入植者に種子が配布されました。これが、いわゆるフレンチミッションコーヒーの起源です。

フランスの宣教師を経由してラ・レユニオンから直接コーヒーの種子が移動したため、フレンチ・ミッションはバーボンの別名であると広く理解されています。

しかし、最近の遺伝子検査では、SL34がTypica遺伝子群に関連していることが示されています。SL34がフランス使節団の人口から選ばれたという元の話が間違っている可能性があります。

 

個人的なまとめ

WCRの調査結果はいつも歴史的背景の中から特に重要な部分を時系列的にまとめてあるので、理解するのが難しいかと思いますが、ここで大事なのは3つでしょうか。

1.SL品種の由来はスコット農業研究所が病気への耐性がある品種選抜によって農業用品種として選抜された品種群の総評であること。

2.SL28はタンザニアのモドゥリ地区を調査した際に発見し、持ち帰ったブルボングループの品種

3.SL34はSL28とは伝搬が異なり、カベテ地区の農園にあったコーヒーの木でティピカグループの品種であること。(SL34の伝搬に関しては元々フランスがレユニオン島ブルボンを持ち込んだとずっと思われていましたが、DNA鑑定によってティピカグループであることが判明しその説は根拠が乏しくなりました。)

 

SL28はもともとビッグボディでジューシーなカップを表現するコーヒーが多かったし、SL34はそれに比べてフローラルで繊細なボディをカップで表現するコーヒーが多かったので、こうした風味の明確な違いがDNAの違いからも見て取れます。

日本ではあまりSL28とSL34をシングルオリジンで楽しめるケニアクロップがないので、ここでその実感を得ている人は少ないと思いますが・・・個人的には「あー、やっぱりグループ群が違うのか」とDNAの観点から頷ける結果となっているのが胸熱ポイントです!

それを踏まえて、WCRのSLカタログの総評をここであえて言うなら、

 

SL34がティピカグループであることを断定出来た

 

これこそ調査結果の集大成と言えます。

 

ースコット農業研究所の歴史ー

スコット農業研究所(現在の国立農業研究所、NARL)は、1922年に植民地時代の英国政府によってケニアに設立されました。

スコット農業研究所では主に昆虫学者、菌類学者、植物育種家を雇い、農務省に代わって農業研究を実施し、ケニアの農民に技術的なアドバイスとトレーニングを提供しています。

以前は部門の中央オフィスに収容されていたコーヒーセクションは、1934年に研究所に移され、24エーカーのコーヒー専用の土地がありました。

ユニットの名前は、その建物の歴史に由来しています。

1913年に療養所として建設され、第一次世界大戦中は戦時病院として使用された建物は、スコットランド国教会の宣教師であるヘンリー・スコット博士にちなんで名付けられました。

1922年に農務省が建物を引き継いだとき、彼らはそれらをスコット農業研究所と名付けました。

 

ケニアのスコット農業研究所とタンガニーカのリアムンゴ研究ステーションは、東アフリカのコーヒー育種の主要な中心地になりました。

研究は研究所で、私有地所有者と協力して行われました。

研究所の歴史には、「輸入品種の試験は、研究所での作業の顕著な特徴です...望ましい特徴を示す個々の木からの選択が栽培されています。」

その他のコーヒーの研究には、収量の比較試験、接ぎ木実験、剪定、日陰試験、被覆作物の効果などが含まれていました。

1944年、ケニアはコーヒー研究を、野外実験のためのより良い設備を備えた専用のコーヒー研究ステーションに移すことを決定しました。

ジャカランダエステーツ(ルイルの北20マイル)は380エーカーです。

1949年に稼働を開始しました。

研究所はその後、1957年にキアンブ上部、1958年にメル、1938年にキタレ、1959年にビクトリア湖、1957年にキシイにも設立されました。

 

引用元:World Coffee Research | sl34

 

 

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