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ASLAN COFFEE FACTORY

【LIMITED】PANAMA アブーコーヒーGN_1725 ゲイシャ / アナエロビック・ナチュラル(浅煎り)

【LIMITED】PANAMA アブーコーヒーGN_1725 ゲイシャ / アナエロビック・ナチュラル(浅煎り)

通常価格 ¥2,092 JPY
通常価格 セール価格 ¥2,092 JPY
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税込み。
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豆or粉

 

生産国:PANAMA(パナマ)

生産地:Cañas Verdes,Boquete District,Chiriquí Province,Panamaパナマ チリキ県ボケテ地方カーニャ・ベルデス 

生産者:Jose Luttrell ( Abu Coffee ) /  ホセ・ラットレル / (アブーコーヒー) 

品種:Geisha(ゲイシャ)

標高:1,550m

精製方法:Anaeronbic Natural(アナエロビック・ナチュラル) 

ローストレベル:Cinnamon roast(浅煎り)

フレーバープロファイル:Transparent,Complex Aroma,Complex Acidity,Refine, Bright acidity,Structure, Citric acid, tartaric acid,Ripeness,Smooth mouthfeel,Silky, Velvety Texture,full body,Yogurt,cranberry,pineapple, Apricot dew wine

Abu Coffee  - Luttrell Family -                                             

ABU COFFEE (アブーコーヒー)

この名は先代から家業を引き継いだ4代目ホセ・ラットレルによって2013年に設立された新しい農園です。


その名には父である3 代目農園主ホセ・ギレルモ・ラットレル・テッドマンへの追悼の意味とコーヒーへの情熱が込められています。


ホセ・ギレルモ・テッドマンは家族を大切にする男でもあり、孫からいつも「アブエロ(スペイン語で”祖父”の意味」と呼ばれる父をホセは敬愛していました。


そんなホセの父である3代目にはコーヒーへの気高き情熱と夢がありました。


「いつか自分の農園でゲイシャを最高の品質基準に引き上げ、最高のバランスのゲイシャコーヒーを実現する」という夢です。


しかし、ホセ・ギレルモ・テッドマンは道半ばで天国へと旅立ってしまいます。


三代目亡き後、その後を引き継いだ現農園主である4代目ホセは

愛する父への追悼の意と彼の悲願だった”最高のゲイシャコーヒー”を受け継ぎ、農園名を「Abu Coffee(アブーコーヒー)」へと改名します。


「祖父のコーヒー」

直訳するとそんなところでしょうか。


「アブエロ」のその遺志がきっと彼らの未来を明るく灯していく・・・

 

「ABU”アブー”」にはそんなラットレルファミリーのストーリーが垣間見えてきます。

 

About Boquete                   

ABU COFFEEのあるボケテ州カニャスベルデスは、湿度がものすごく高い典型的な熱帯雨林の地域です。

この地域は雨も多く常に湿気ていますが、火山灰土壌で土は非常に水はけが良く、有機物が沢山含まれた肥沃な土壌です。

さらにボケテのこの地域は「バハレケ」と呼ばれる非常に深い霧がかかることで知られています。

日光の光を遮るこのバハレケは様々な生物の多様性を育みます。

それは勿論、コーヒーの木にとっても同様です。


この地域のコーヒーチェリーの成熟は非常に緩やかに進行しますが、それはこうした豊かな土壌と、様々な植物に囲まれた自然のシェードツリーと、そしてこのバハレケの霧によってもたらされます。


ユニークかつ、強烈でジューシーなフレーバー、アロマティックなフローラルノートを備えたゲイシャコーヒーを作るための”エデン”とも呼べるこの地域には、Lamastus Family EstatesやHacienda La Esmeraldaなど伝説的なパナマゲイシャ農園も実際存在します。

 

The humble giant                                                    

ホセが運営するABU Coffee の農場は偉大な巨人たちの足元にあります。

”ラマストゥス・ファミリー・エステーツ”

”ハシエンダ・ラ・エスメラルダ”


パナマゲイシャブランドを築き上げたこの伝説的なパイオニア達の近所にホセの農場は誕生しました。


なのでホセは自分たちのコーヒー農園を「プチコーヒー農園」と呼んでいます。

しかし、ここ5年ほどのベストオブパナマの軌跡を辿る中でこの「プチコーヒー農園」の名前はしきりと話題にのぼります。


数年の内に連続したBOP賞を勝ち取ることは実力のある農園なら珍しくないですが、数々の受賞歴のある生産者の誰よりもはるかに若いこのABU Coffeeの連続受賞はパナマ国内のみならず世界中で注目を浴びています。


きっかけは2017年のベスト・オブ・パナマ・コンペティション

初参加の彼らがゲイシャ・ウォッシュド部門で6位に入賞したことで注目を浴びますが、

それ以来、彼らは毎年さまざまなカテゴリーで入賞しており、”高品質なコーヒーを生み出す生産の再現性”が高く評価されています。


「私たちは常にトップに立とうとしていますが、トップに立つのはとても難しい。なので...最高の運で選ばれることを祈るばかりです」


そう語るホセはこれまでのところ、常にベスト15位以内に入っています。


海外の顧客は1社から現在はサウジアラビア、アラブ首長国連邦、台湾、韓国、日本、タイ、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、米国など26か国にまで増え、さまざまな市場から新しい顧客を引き付けています。

 

FOR ASLAN                                                                          

去年東京で開催されたSCAJ2023のパナマブースでは農園主自ら無料コーヒーの振る舞いが行われていました。

そのブースの中でもひと際、真剣な眼差しで丁寧に丁寧にドリップするホセさんの姿を見て、ユカが感動してて、「いつか絶対アブーを扱いたい」って言ってたのを覚えています。

個人的にもいつか自分の店でBOPクラスのスーパー農園を焙煎してみたいと思ってたんですが、まさかこんなに早くそういった機会が頂けるとは夢にも思っていませんでした。

しかもその第一号がアブーなんで本当に嬉しい。

今回のクロップのバイヤーであるDefinitive.の中野さん(通称パナ氏)に感謝です。

ありがとうございます。

このクラスの生豆は世界線が違うんじゃないか・・・って思ってしまうくらいの焙煎のリアクションと得られる風味の特異性があります。

水分値も豆の密度も普段扱う生豆と比べると高いので、良くも悪くも焙煎時のリアクション(熱反応)が大きく、加水分解に対する理解とアプローチが試されます。(これがやばいくらい楽しい。)

その分、難しさもあるし、テストローストの回数は増えますが、やはり世界を魅了するトップクラスの農園は焙煎が楽しくて仕方ない。

改めてコーヒーの世界の奥深さと生きてる素材であることを実感します。

なんでしょうね、例えるなら・・・ゲームで新しいボス攻略してるような高揚感があります(例えが下手くそ)

こうした機会が得られるようになったのも常日頃からASLANのコーヒーを楽しんでくれる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。

 

WHAT IS GN_1725?                                                   

ABUでは多様なプロセスを行います。

ウォッシュドのもの、ナチュラルのもの、特殊プロセスのもの、新しい価値を模索していくためのイノベーションロット。

プロセスごとに商品クロップ化されていきますが、その分だけそれぞれの商品クロップの生産量は極僅かなものになります。今回のロットナンバーはGN-1725。おそらく、GNの”G"はゲイシャのG。”N”はナチュラルだと思います。(たぶん)

今回のクロップはゲイシャ種をナチュラルベースで精製したクロップになりますが、144時間の嫌気性発酵(アナエロビック)を実践しています。

得られる風味にもしっかりとした発酵の要素を感じ取れますが、常に明るくアロマティックなフレーバーベクトルが指し示されている点が非常に個性的であり秀逸です。酸味はグレープをベースに、プラムやカシス、パイナップルなどベリー系やトロピカル系の明るいニュアンスが温度変化や余韻によって複雑に漂います。

質感は王道で究極のヴェルヴェット。

フレーバー的にはヨーグルトや、シロップって書いておくとちゃんとしたカッパー感だせますが、個人的には絹ごし豆腐。(めっちゃ日本人感。。。)

しっかりウェイト感じつつ、つるんと抜けていく・・・そんな感じの滑らかな舌触りが楽しめます。

って、聞いてて「アナエロでそんな明るい印象でんの?」って腑に落ちない人もいると思います。だって最近よく言われるんですよね。

「最近アナエロ系飽きたんすよねー。」

「アナエロ流行ってますよねー。」

「なんかユニークなやつ疲れるんすよねー。普通のください普通の。」

ってね!

でもちょっと待って、斜に構えてつぶやく貴方! 

 

そう! 

 

ソコノアナタデス!!

 

まだ斜に構えるにはちょっと人生、先が長いんじゃないの?

飲んで気に入らなかったら僕の焙煎が未熟と思っていいでしょう。

素材は一級品のアナエロで間違いない。

冒険も・・・

たまには悪くないですよ。

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文責:HIROSHI YAGYU .ASLAN Coffee Factory

参考文献:Archers Coffee 【ARCHERS COFFEE PRODUCER'S TALK - JOSE LUTTRELL OF ABU COFFEE】Posted by Archers Coffee on March 06, 2023

     https://archerscoffee.com/blogs/archers-coffee-producers-talk/archers-coffee-producers-talk-jose-luttrell-of-abu-coffee

     Speciality Coffee Association Of Panama 【ABU COFFEE, GEISHA FARM】

     http://scap-panama.com/2017/07/17/abucoffee/

写真元 :Speciality Coffee Association Of Panama 【ABU COFFEE, GEISHA FARM】

     http://scap-panama.com/2017/07/17/abucoffee/

CUP NOTE(カップノート)                  

【Acidity(酸味)】

ファーストインパクトでクエン酸(Citric Acid)、次第に酒石酸(tartric acid)系も感じれるコンプレックスな酸質。強度もしっかりとあり、快活な明るさ(Bright)を感じられるが、Creality(明瞭性)があり、ジューシー(Jucy)な酸味。


【Sweet(甘味)】

複雑な酸味もさることながら甘味にもしっかりとした密度が感じられる。カップ全体に心地よいラウンド感(Round)を与えられるような完熟度(Riped)を感じられ、甘味にはジュースやシロップのような豊かで艶やかな印象を伴う密度がある。


【Body(ボディ≒コク)】

香りと液体のウェイトから感じられる印象がこのコーヒーの最大のユニークポイント。全体的には発酵由来の液体のウェイトがある。重たくどっしりとしたボディ(Fullbody)からは味に奥行きが生まれつつ、質感から得られる印象はトーンが明るく絹、ヨーグルト、ゼリー、シロップのような透明感があるので、重たいウェイトには芳醇さや優雅さ、気品のような印象を感じられ、風味に立体感を与えている。

【After&Clean(余韻とカップの透明感)】

精製水の(Refine)ような軽やかなクリーンさがあり、オイル質のテクスチャー(舌触り)から生まれる余韻/後味には蜂蜜(Honey)や糖蜜(Molasses)のような落ち着いた(Calm)印象がある。

【OverAll(総合評価)】

得られる風味からしっかりとした発酵の要素を感じ取れますが、常に明るくアロマティックなフレーバーベクトルが指し示されている点が非常に個性的であり秀逸です。

余韻に向けてカカオニブスのような重ためのニュアンスが生まれるのも贅沢に感じられる点です。アタック(第一印象)の酸味は複雑で温度変化や抽出バランスによっていかようにも楽しめる。

明るさを伴うと梅(plum)やパイナップル(Pineapple)のような快活な印象になり、甘味を伴うと巨峰(Grape)やクランベリー(Cranberry)などジューシーな酸味。

酸味自体にも十分な個性があるが、酸をアタックで感じた後から広がってくる質感とボディこそがこのコーヒーのユニークな体験に繋がっています。

発酵由来の液体のウェイトには重たくどっしりとした奥行きを感じられますが、一転して舌触りには滑らかさと透明感があり、そのギャップには絹やヨーグルト、シロップ、蒟蒻ゼリーのようなはっきりとした液体の輪郭を感じることができます。

しっかりウェイト感じつつ、つるんと抜けていく・・・そんな感じの滑らかな舌触りが楽しめます。

加えて、香りにも重たい液体のウェイトに合わせて一度沈み、余韻とアロマで一気に広がってくる芳醇さがあるので、滑らかな質感と相まってまるで杏露酒のような立体的でアロマティックな味わいを楽します。

さらに言えば、エイジング日数や温度変化によって様々な色が楽しめます。焙煎したては酸味が強く、プラム感が増しますが、そこからエイジングすればするほど質感の印象がどんどん向上し、それに伴って感じるフレーバーは様々に変化します。

14日目くらいではっきりとしたチョコレートっぽさまで出てくるので・・・もう、文字数が足りません・・・。

筆舌に尽くしがたいとはまさにこのこと・・・。

是非、大切なひとときにじっくり味わって、自分色を見つけてみてください。

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