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ASLAN COFFEE FACTORY

【NEW!!】シーズンブレンド”穀雨/KOKU-U”(中浅煎り)

【NEW!!】シーズンブレンド”穀雨/KOKU-U”(中浅煎り)

通常価格 ¥1,016 JPY
通常価格 セール価格 ¥1,016 JPY
セール 売り切れ
税込み。
サイズ
豆or粉

【 焙煎度 】

中浅煎り(Medium Roast)


【 ブレンドビーンズ 】

Speciality Coffee

( Cup Score 80 up )

① 40%:Colombia コロンビア

地域:コロンビア ナリーニョ/Narino Colombia

生産者:エル・アルト農協 / El Alto

品種:コロンビア、カスティージョ / Colombia , Castillo

精製:ウォッシュド / Washed

② 40%:Indonesia インドネシア

地域:インドネシア スマトラ島 / Sumatra Indonesia

生産者:アルフィナー・ルンバンガオル / Alfinar Runbangaloru

品種:インドネシアミックス / Indonesia Mix

精製:スマトラ式 / Wet Hull

③ 20%: Ethiopia エチオピア

地域:エチオピア グジ / Guji Ethiopia

生産者:シャキッソ村 / Shakisso Village

品種:エチオピア在来種 / Ethiopian

精製:ウォッシュド

 

フレーバープロファイル:              

Citrus(柑橘系),Jasmin(ジャスミン),Satuma-Mandalin(温州蜜柑)

Orange(オレンジ),Brown Sugar(ブラウンシュガー),Floral(フローラル),Herb(ハーブ)

穀雨(こくう)                      

穀雨は、24節気のうち第6節気目となり、第5節気目の清明から数えて15日目の4月中旬から5月初旬のころを指す節気となります。

春の晩盛期にあたり、穏やかな春の陽気は次第に薄れ、雨が少しずつ多くなっていきます。

穀雨の後は立夏となり、いよいよ梅雨入りを迎え、徐々に夏が近づいてきます。

百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)                 

江戸時代、太玄斎(宍戸藩主松平頼救)によって発刊された「暦便覧」では「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されています。

穀雨”の由来は暦便覧からも推測できるように「雨降って百穀を潤す」という意味の

『百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)』から来ています。

季節の所感                           

4月20日〜4月24日頃では、河川や湖の水辺に葦(ヨシ)が芽吹きます。

ちなみに葦(アシ)を「よし」と読むようになったのは「悪(あ)し」にならないよう縁担ぎで「良(よ)し」と読むようになったからだそう。

山や野原の植物が一斉に芽吹くこの頃、特に葦(あし)は最終的にすだれや屋根に使われるため、古来から日本の人々に愛されてきました。

4月25日〜4月29日頃には、暖かくなり、霜も降らなくなります。

コーヒーチェリーにとってもそうですが作物にとって天敵の霜が降らなくなるこの時期は苗がすくすくと育つ頃で、この時期になると米農家の人々が意気揚々と田植えの準備を始めます。

4月30日~5月4頃になるといよいよ穀雨の時期も終わりを迎えます。

この頃の目玉は何といっても花牡丹でしょう。牡丹はその美しさから”百花の王”とも呼ばれ、唐の時代の大詩人・李白が残した漢詩の一節にも登場します。

『雲には衣裳を想い 花には容を想う』(清平調:其の一)

(意訳:この五色の壮大な雲を見ると楊貴妃の美しい衣装が思い浮かばれ、牡丹の花を見ては楊貴妃の艶やかな容色が連想される)


世界三大美女の一人である楊貴妃の美貌を称賛するこの漢詩。

時の唐帝・玄宗が牡丹と楊貴妃をこよなく愛していたことを題目にしており、これがきっかけで李白は後に「師仙」と呼ばれる程の中華を代表する詩人へと成長していきます。

春寒の候(Shunkan-No-Kou)                 

「春寒の候」や、春驟雨(はるしゅうう)など天気の変化が激しかった2月~3月は風も強くなびく春の匂いに心が躍ることもありました。

そんな”春の候(こう)”がこの時期になると天気の移ろいは穏やかなり、徐々に夏へ向けての準備が始まります。

穀雨の時期は田植えの季節。

この季節も雨は相も変わらず多いですが、穏やかで柔らかく、暖かな雨が降ります。

この穀雨の時期の雨は作物を始め植物がすくすくと育つと言われており、そのため、昔からこの時期に降る雨は”恵みの雨”とされ、日本の人々に大変親しまれてきました。

八十八夜(HathijuuHathiya)                 

特に穀雨の終わりに訪れる「八十八夜(はちじゅうはちや)」は「八」「十」「八」の三つの字を組み合わせると「米」になることから、農作業に縁起のいい日とされています。

また、この八十八夜の日に摘んだ茶葉は縁起の良いお茶として知られ、「長寿の薬」とも呼ばれています。

昔の人々が如何にこの穀雨の時期の雨を慈しんでいたかが窺えます。

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参考文献:

歴生活 『穀雨』/ 暦生活編集部 URL:https://www.543life.com/season/kokuu

日本の暦『第三章:暦の中のことば‐二十四節気‐』/ 国立国会図書館URL:https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s7.html

『春寒』/ 語彙力.COM URL:https://goiryoku.com/syunnkann/

悠久の名詩選『清平調詞(其の一) <李白>』/ 公益社団法人関西吟詩文化協会 URL:http://www.kangin.or.jp/learning/text/chinese/k_A2_069.html
 

コーヒーノ結び                       

この穀雨の時期は穏やかな雨が大地を潤し、植物や作物が生き生きと育つまさに恵みの季節です。

しかし・・・私たちの生活に目を向けてみるとどうでしょうか。

入社や、転職、新学期など多くの人々が作物と同じで新しく芽吹きを迎える季節でもあります。

ただ、作物たちとは違い、私たちを待っている新しい環境は大地のように私達の血肉を潤し、

厳然たる精神を養うための恵みの雨を与えてくれることは少なく・・・

案外過酷なことが多いのかもしれません。

新しい学校で上手く馴染めず一人教室で過ごす昼休み、

何故か自分にだけあたりの厳しい上司、

これまでの社会的規範が全く通用しない新人類的部下・・・

新生活のリズムにライフワークを合わせていくだけでも難しいのに・・・

あまつさえ会社や学校という新しい田畑の水は私たちを潤してくれるどころか、

身に突き刺さる冷水のようにさえ感じます。

葦(あし)であることを良しとされず、桜になれと命じられ、私達は厳然たる精神と卓越した技術を得るために、修行僧が如く”新環境”という名の滝壺へと日々、身を打ちにいきます。

「立派な社会人になりなさい」という周囲からの期待は時に「葦よ、桜になりなさい」という業(カルマ)を背負わせることにさえなります。

新しい環境は基本的に不平等で環境への適応は難しく、この時期はふと他人の幸福に目を奪われ、嫉妬心が生まれ、自己否定、自己嫌悪に繋がりやすい時期でもあります。

そんな時、人はふとした疑問に大きく苛まれます。

「幸せって・・・なんだっけ?」

葦の芽吹きや牡丹はただ毎年同じ時期に、同じような命を芽吹かせることに一生懸命です。

桜のように煌びやかでもない葦をほとんどの人は存在すら認知してないかもしれませんが、ひたむきに芽吹く葦はすだれとなり、私たちに木漏れ日という優しい幸福を与えてくれています。

桜は桜で、葦は葦。

輝き方はそれぞれ違って、それぞれにそれぞれの生き方があると思います。

頑張り過ぎないのがこの季節の過ごし方かもしれません。

今回のシーズンブレンドは口当たりの優しさと余韻の滑らかな甘みで心地よさを感じられるようなバランスに富んだカップクオリティだけでなく、比較的デイリーしやすい価格に落とし込むこともコンセプトになっています。華やかで派手な個性に目が行くスペシャリティコーヒーですが、そうした心地よさから日々の癒しへと繋がってくれればと願っております。

CupNote(カップノート)                   

【Acidity(酸味)】

アタック(第一印象)で感じる酸質はシトラス系(柑橘系)の酸味。

温州ミカンのような日本のオレンジで感じる柔らかくみずみずしい酸質。

【Sweet(甘味)】

アタックで感じた酸味を包み込むように広がってくるジューシーな甘み。

【Body(ボディ≒コク)】

明るく優しい酸味がティーライクに楽しめる軽やかなショートボディテイスト。

程よい質感にはシロップのようなとろみがあり、ミドル(中間域)からの風味にボリューム感と心地よい口当たりが感じられる。

【After&Clean(余韻とカップの透明感)】

アフターフィニッシュでは、優しい茶葉感やクリスプなアロマがアタックで感じた優しい酸味と甘味に大きなアクセントになり、カップ全体にスッキリとした輪郭を作り出している。

【OverAll(総合評価)】

アタック(第一印象)の印象は温州ミカンのような明るくも優しい酸味が強く感じられ、温かいうちは味に淡白さを感じるが、温度変化によって徐々にはっきりとしてオレンジを感じられる落ち着いたフレーバートーン。

ミドル(中間域)で広がる甘さには茶葉のようなクリスプな質感がありマウスフィールが心地よい。アフターフィニッシュ(口の中でコーヒーの味が消える瞬間)では果実の薄皮のような触感のあるアロマが香る。

日常的に楽しみやすいバランス感覚に富んだティーライクなカップクオリティ。

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