コロンビア / インマクラーダ ユーゲニオイデス・カーボニックマセレーションナチュラル(浅煎り)
コロンビア / インマクラーダ ユーゲニオイデス・カーボニックマセレーションナチュラル(浅煎り)
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生産国:COLOMBIA(コロンビア)
生産地:Pichinde Cali Cauca(カウカ県ピチンデ)
生産者:Inmaculada Coffee Farms (インマクラーダ)
品種:Eugenioides(ユーゲニオイデス)
標高:1,800m
精製方法:Carbonic Maceration Natural(カーボニックマセレーションナチュラル)
ローストレベル:Cinnamon roast(浅煎り)
CUPCOMMENT / カップコメント
【Aroma(アロマ)】Vanilla(バニラ),Caramel(キャラメル)
【Flavor(フレーバー)】Fig(無花果),Dryberry(ドライベリー)
【Acidity(酸味)】Berry(ベリー系)、
【Sweet(甘味)】Coconuts(ココナッツ),Banana(バナナ)
【Body(ボディ≒コク)】Fullbody(フルボディ)、Molasses(糖蜜)、Syrup(シロップ)
【After Taste(アフターテイスト)】Dryberry(ドライベリー),Honey Plum Wine(蜂蜜梅酒)
【Balance(バランス)】Three-dimensional(立体的),Complex(複雑性)
ABOUT Finca Inmaculada
写真元:About us – Inmaculada Coffee Farms
Inmaculada Coffee Farmsの歴史は古く、始まりの起源をたどれば1910年頃まで遡ることが出来ます。
始まりはコーヒーではありませんでした。
サトウキビとアブラヤシがこの農園の長い旅路の最初の一ページです。
ホルギン家は80年以上にわたってサトウキビの生産に勤しみ、約30年前からナリーニョ県でパーム油の木の栽培に携わってきました。
ホルギン家がコーヒーの栽培と出会うのはそれからもう少しのちの話・・・。
カリ(Cari)から車で20分、アンデス山脈にあるピチンデという小さな町に彼らは手つかずの農園を遺産として所有していました。
ホルギンはこの手つかずの森を開拓しコーヒー栽培に利用することになりました。
それから90年以上の月日を経てFinca Inmaculadaは転換期を迎えます。
2010年、インマクラーダは彼らが愛したピチンデという土地に90年以上の愛情と愛情を還元するために、スペシャルティコーヒープロジェクトに挑戦することを決定しました。
彼らが目指すのはコーヒーサプライチェーンによって生み出すピチンデの地域創生と環境保全です。
こうして生まれたのが「Inmaculada Coffee Farms」です。
写真元:About us – Inmaculada Coffee Farms
今日、Inmaculada Coffee Farmsは、世界で最高のコーヒーのいくつかを生産することで世界的に知られています。
最も有名な品種は今回のクロップであるユーゲニオイデス種でしょう。
この品種はInmaculadaでしか現在商品化に成功していません。
そして、Inmaculadaといえば、カーボニックマセレーションでしょう。
この農園が世界的な農園へと発展するきっかけとなった精製方法です。
この精製方法こそ現在の様々な発酵方法が生まれるきっかけを作った精製方法で、2015年米シアトルで開催された世界バリスタチャンピオンシップにて、Sasa SesticがInmaculadaのカーボニックマセレーションを紹介し、優勝したことによって一躍脚光を浴びます。
Inmaculadaは現在のスペシャリティコーヒー市場を席巻するプロセス・イベーションの火付け役なのです。
Plantation
Finca Inmaculadaは、アンデス山脈の中心部、海抜1650〜2000メートルの標高にあるカリの自治体、ピチンデ村にあります。
写真元:2025 ファラロネス デ カリ、提供元:Guia Farallones | コロンビア - Tripadvisor
ここは、町の象徴でもあるファラロネス・デ・カリ自然公園があり、Inmaculadaはこの新緑の壮麗美に囲まれています。
ここではスーダン・ルーメやローリーナ、ゲイシャ、ブルボン、ユーゲノデスなど非常にユニークでエキゾチックな品種が育てられています。
生産方式はアグロフォレストリーシステムです。
農薬の使用を最小限に抑え、あくまで自然の多様性によってコーヒーを育む古代農法のイノベーションシステムです。
インマクラーダは最も多様な自然に囲まれ、今日ではバイオダイナミック農法として知られる自然の実践に没頭し、合成施肥やあらゆる種類の農薬を完全に放棄し、最大限の注意と責任を持って生態系を尊重しています。
C.Eugenioides
写真元:Varieties – Inmaculada Coffee Farms
ロブスターでもアラビカでもない?
カフェインがアラビカの半分?
古代品種?
このコーヒーについては、常に伝説と憶測が飛び交います。
何故ならこの品種は現代のコーヒー市場で遭遇する全てのコーヒーと全く違う品種だからです。
そう、このユーゲニオイデス種はロブスター種でもなければ、アラビカ種ですらないのです。
Coffea Eugenioides(コーヒーユーゲニオイデス)種は、現代に突如現れたアラビカコーヒーの親の1つ、つまり”コーヒーの始祖”と考えられています。
現在のスペシャルティコーヒーはアラビカ種というひとつの種に絞られており、アラビカ種グループでは100種以上のコーヒーが報告されています。
そうした中で発見されたこのユーゲニオイデスは、DNA鑑定の結果、どうやら現代のアラビカ種の祖先なのでは?というのが遺伝子研究者達の見解になっています。
そして、その遺伝子研究結果を裏付けるようにこのユーゲニオイデスは風味自体にも特異な個性を有します。
この品種の特徴のひとつ目が、カフェインの含有量です。この品種はアラビカ品種の約半分のカフェインしか含まれていないため、苦味はほとんどありません。
そして、この品種の最大の特徴はとんでもないほどの甘さです。その甘さはユーゲニオイデスがアラビカの始祖たらしめる根源的な説得力になりうるだけでなく、私達に「コーヒーが何であるか」という本質的な問いに対しての全く新しい視点を提示しています。
コーヒーはやはりフルーツだったのか・・・
そういう問いもありながらもう一つ面白い視座がこのユーゲニオイデスには存在します。
なぜなら、このユーゲニオイデス
コンゴ民主共和国、ルワンダ、ウガンダ、ケニア、タンザニア西部など、東アフリカの高地が原産と言われています。
・・・・
えええ、コーヒー発祥の地ってエチオピアじゃないの?
そりゃ、伝説も憶測も飛び交うわけよ。
コーヒーの大海は深海の様に深い
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