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ASLAN COFFEE FACTORY

パナマ / フライング・ピューマ ゲイシャ・ウォッシュド(浅煎り)

パナマ / フライング・ピューマ ゲイシャ・ウォッシュド(浅煎り)

通常価格 ¥2,473 JPY
通常価格 セール価格 ¥2,473 JPY
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生産国:PANAMA(パナマ)

生産地:Panama, Volcan Tierras Altas District Chiriquí Provinceパナマ チリキ県ティエラ・アルタス地区ボルカン

生産者:Flying Pumas(Ecuation Coffee Co.)  /  フライング・ピューマ

品種:Geisha(ゲイシャ)

標高:1,700 - 1,900 M.A.S.L

精製方法:Washed / ウォッシュド

ローストレベル:シナモンロースト(浅煎り)

【焙煎あーだこーだ】

綺麗にスクリーンサイズが揃った美しいロングビーンズ

透明度が高く一貫性の強いフレーバーバランス


火の入りは均一で焙煎時は与えたカロリーに対し、こいつは純粋なリアクションを返してくれます。

 

あまりの従順さに

 

自分はやっぱりめちゃくちゃ焙煎上手なんだな

 

と愚かに自惚れるのも束の間

 

飲んで味をチェックして自分の愚かさに気づいた時にはもうこの豆の虜。

 

王の偉大さに気づき、慌ててひれ伏す愚鈍な平民の如く

 

広がってくる風味に自惚れ焙煎士はただただ狼狽するばかり

 

花のようなフローラルな香り

明るい快活さもありながら綺麗で線の細い上品な酸味

ビロード生地のようなうっとりする滑らかな舌触り

 

どこかで聞いたことがある

そんなゲイシャの個性がこいつには全部ある

 

それからはもうテストローストの自惚れはいずこ。

王の味を知ってしまったら最後、もはや本焙煎は緊張の一幕

 

 

この豆をどう仕上げるかって?

 

仕上げるなんておこがましい

 

焙煎士は王様のご機嫌を窺うが如く

 

細心の注意を払って、御豆の個性を大事にしてあげるだけでございます。

 

少しでも焙煎の焦げや香りが酸味と質感を邪魔していたらその場で切腹か?

 

競技会のように

 

とにかくスコーチ(外焦げ)とベイクド(中焦げ)に気を付けて、焙煎するのみ

 

王の御身(豆ずら)は美しく

王の御心(風味バランス)は神の様に優しく

王の笑顔(酸味)は太陽の如く明るい

 

あー、なんて心地良いんだ

 

飲んだ瞬間、思わずうっとり

 

そう

 

仕上げるのではなく、そんな風味を”紹介する”のが僕の誉れ高き御仕事でございます

 

あーだこーだ言うとりますけども

 

要は

 

良いウォッシュドです。

 

CUPCOMMENT / カップコメント                     

【Aroma(アロマ)】Jasmin(ジャスミン),Floral(フローラル)

【Flavor(フレーバー)】Acerola(アセロラ),LemonTea(レモンティー),Whitepeach(白桃),Jasmin(ジャスミン)

【Acidity(酸味)】Citrus(柑橘系)、Stonefruits(核果系果物)、

【Sweet(甘味)】granulated sugar(上白糖)

【Body(ボディ≒コク)】Short-Mediumbody(ショートボディ)

【After Taste(アフターテイスト)】Acerola(アセロラ),Jasmin(ジャスミン),LemonTea(レモンティー)

【Balance(バランス)】Floral(フローラル),Bright(明るい)

 

パナマについて                        

2020年のパナマ産コーヒーの生産量は6,900トン。全世界の生産量が10,688,153トンですので、世界シェアはわずか約0.064%しかありません。

画像元:CBC Guide: Panamanian Coffee

 

世界国別ランキングでは世界42位になります。

それでも、コーヒーマニアの中でパナマコーヒーの名前を知らない人はおそらくいないでしょう。

【Best Of Panama ( ベストオブパナマ )】を中心に今や世界中のコーヒーギークを虜にし、パナマコーヒーはその圧倒的な品質によってコーヒーマーケットの強力なプレイヤーとして君臨しています。

上述の通り、年間のコーヒー生産量自体はかなり小さい国ですが、kgあたりのコーヒー生豆最高取引価格は常に世界一位を誇り、他の生産国とは文脈の異なる異質なコーヒーサプライチェーンを構築しているのがパナマです。

 

 

チリキ県( Chiriqui )について          

パナマは北米大陸と南米大陸を繋ぐように広がっており、国土が細長く横に広がっています。そのため、カリブ海と太平洋の両方の気候的影響を受けるのでパナマならではの独特な気候が生まれます。

パナマ西部のチリキ県(Chiriquí Province)はパナマコーヒーの中でも特に優れた品質を生み出す農家が集まっていますが、その理由はこの地域に存在する”バル火山”にあります。

バル火山が最後に噴火したのは16世紀

噴火によって周辺の土壌にテフラが散らばったことにより、火山周辺は栄養分が豊富な肥沃な土壌で、コーヒー栽培に理想的な環境となっています。

パナマの高品質なアラビカ種は主にこのバル火山周辺で生産されています。

ボケテ地区(Boquete District)

ティエラ・アルタス地区(Tierras Altas District)

レナシミエント地区(Renacimiento District)

火山を囲むように広がるこれらの地域にコーヒーマニアを魅了する世界的に有名な農家が集まっています。

 

フライングピューマ( Flying Pumas)について                           

この農園を探るキーワードは「ラ・パルマ・エル・トゥカン」

WBCをこよなく愛するバリスタマニアの界隈でその名を知らぬ人はいないでしょう。2016年の生豆世界最高取引額を更新し、世界15か国のバリスタチャンピオンがエルトゥカンのコーヒーを使用して誕生しています。

「ラパルマ・エル・トゥカン農園」を運営するEcuation Coffeeは世界最高峰のコーヒーを生産する農園を肌で感じるホテル一体型のツーリズム事業「La Parma El Tucan Hotel」も運営しています。

Hotel la Palma y el Tucán :: An Educational Oasis :: Zipacón - Colombia | Hotel de experiencia cafetera cerca a Bogotá

 

農業ビジネスというとてもダイナミックな事業構築が成されているのは今どきのエリートコーヒー農家って感じがします。

そんなコロンビアの雄「ラパルマ・エル・トゥカン農園」を運営するEcuation Coffee の更なる挑戦のフィールドはここパナマです。

世界を魅了する孤高のゲイシャブランドの大海は、コロンビアの黒豹にとってのオアシスとなるか・・・

2023年に初収穫を終えたばかりのこの新しい農園に対する世界の期待値は高く、今回のクロップが日本初上陸です。

かつて伐採によって傷ついていたフライング・ピューマの土地は、今では20種類以上の在来樹木で飾られたコーヒーの聖域として繁栄しています。

URL : Flying Pumas

その名に込められる思いにはこの土地に育まれる生命の営みに対する慈愛が込められています。

「単なるコーヒー農園を超えて生物多様性を擁護する」

こうした哲学の元、誕生したこの農園はかつては木々が伐採されたただの牧草地でした。

この土地にコーヒーの植物を植えることで新しい生物の多様性の誕生を夢見たのがLa Parma El Tucanを運営するEcuation Coffee です。

標高1750メートルから1900メートルに位置するこの地域には、ラ・アミスタッド自然公園という雄大な自然公園があり、そこにはピューマやジャガーなど様々な大型ネコ科動物たちが生息しています。

 

”フライングピューマ”という名前はこうしたピューマたちを讃えて付けられた名前です。

 

URL : Sustainability


コロンビアからやってきた英雄のビジョンは、「自然保護、自然再生」というテーマに「持続可能なコーヒー栽培」を調和させることにあります。

彼らはこの土地に住む先住民族ノベ・ブグレ族(Ngäbe Bugle)との共生を大事にし、ノベ・ブグレ族が持つ農業専門知識をフライングピューマの事業の大切な軸としています。


クンディナマルカでホテル事業一体化という革新的なコーヒー事業に挑戦したラパルマ・エル・トゥカンでの鮮烈な成功も未だ新しいEcuation Coffee Co.

 

彼らのパナマでのミッションはまた違った形で今まさに船は出向したばかりです。

 

ただ常に先進的でビッグビジョンの大海を旅するEcuation Coffeeのコーヒー事業はコーヒーラバーに単なる素晴らしいコーヒーの風味を届けるだけでは終わりません。

 

「私達はこの土地に自然の聖域を作ることが目標です」

 

思いのたけはノアの箱舟を生み出す神の尺度か


180ヘクタールにも及ぶこの土地に

 

彼らはそんな大夢をピューマの名前に抱いています。

 

 

ゲイシャ(Geisha)について              

 

【コメント】

ゲイシャ・・・それは現在世界中のコーヒーラバーを魅了する品種の王様。

「ゲイシャらしさ」「ゲイシャっぽい」という言葉すら普通に使われるようになりましたが、実はその「ゲイシャのイメージ」って危なかったりします。

ゲイシャ種についての紹介はそんな怖い話をしていきましょう(笑)

この品種はもともと 1930 年代にエチオピアの森で発見されました。

そこからタンザニアLyamungu研究ステーションに送られ、1953 年に中央アメリカの Centro Agronómico Tropical de Investigación y Enseñanza (CATIE) に持ち込まれ、そこで登録番号 T2722 として記録されています。1960 年代に CATIE を通じてパナマ全土に配布されましたが、ゲイシャの枝はもろく、農家に好まれなかったため、広く普及することはありませんでした。

このコーヒーが注目されるようになったのは、2000年に入ってからで、2005 年にパナマのピーターソン家が「ベスト・オブ・パナマ(BOP)」コンテストに出品したときです。

ピーターソン一家が出品したこのゲイシャは異例の高い評価を受け、歴代コーヒーオークション最高落札額記録を破り、当時では破格の1ポンドあたり20ドル以上で落札されました。栽培の難しさと他の品種にない独特な風味もあり、そこから現在に至るまでこの”ゲイシャ”という品種はハイブランドコーヒープロダクションとしての確固たる地位を築いています。

しかし、ここ20余年の遺伝子分析の蓄積によって、現在世界中に存在するゲイシャの起源と品種認定について混乱が生じています。

というのも、世界各国で確認されているゲイシャを分析していくと遺伝的に異なるゲイシャの種類が複数あることが判明しています。しかも厄介なことにその多くがエチオピアの同じ地理的起源を共有しています。

つまり、私達がゲイシャと思っているゲイシャの中にはゲイシャじゃないものもあるということです。

ただ唯一確証して言えるのは、パナマ産のゲイシャだけは確実にどこのゲイシャでも遺伝的均一性が認められています。(さすがのパナマ・・・!)

ワールドコーヒーリサーチが実施した最近の遺伝的多様性分析で、T2722から派生したパナマのゲイシャだけは独自性があり、なおかつ国内においてゲイシャ種として遺伝子的均一性が確認されています。

 

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