【NEW!!】大雪 / Taisetsu(深煎り)
【NEW!!】大雪 / Taisetsu(深煎り)
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【 焙煎度 】
深煎り(French Roast)
【 ブレンドビーンズ 】
Speciality Coffee
( Cup Score 80 up )
① 50%:Indonesia インドネシア
地域:ジャワ島 / Java
生産者:ダンディ・ダルマワン / Dandy Darmawan
品種:カルティカ(cartica) / コブラ(Cobra) / USDA
精製:ウォッシュド / Washed
② 30%:Brazil ブラジル
地域:ブラジル ミナスジェイラス州マンチケイラ / Brazil MinasJerais Manchiceira
生産者:カルロス・パウリーニョ
品種:ムンドヌーボ、カツアイ
精製:ナチュラル / Natural
③ 20%: Ethiopia エチオピア
地域:エチオピア カッファゾーンボンガ地区ウシュウシュ村 / Ethiopia Kaffa Bonga WushWush Village
生産者:タミル・ギゾー / Tamir Gizaw
品種:74110,74112,在来種
精製:ウォッシュド / Washed
風味(FLAVOR)
Aroma : ヘビースモーキー(Heavy Smokey) , 焼き栗(Roasted chestnuts)
Acidity : -------------
Sweetness : 黒糖(Brown Sugar) 、Grain bean paste ( 粒餡 ),
Body : MediumBody(ミディアムボディ)
Aftertaste :ミディアムアフター(MediumAfter),ハーブ(Herb)
大雪(たいせつ)
大雪は24節気の第21節気目となり、小雪から数えて15日目ごろの12月7日から12月25日ごろの節気です。
大雪(たいせつ)の時期が来ると私たちの生活環境でも本格的な冬を感じられる季節がやってきます。
江戸時代に太玄斎にて発行された暦便覧(Koyomi-Bin-Ran)には「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也(ゆきいよいよふちかさねるおりからなればなり)」とあります。
山岳の峰が雪化粧を纏うだけでなく、いよいよ平地でも降雪で大地が白ばむ時節ということで、古くからこの季節を”大雪(たいせつ)”と呼びます。
冬将軍と鍋奉行
「冬将軍」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?
実はこの言葉、1812年、時のフランス皇帝ナポレオンがロシアを侵攻しようとした際に厳寒が原因で敗戦したことから、シベリア方面から日本にやってくる「シベリア気団」を擬人化して「冬将軍」と呼ぶようになりました。
「シベリア気団」がやってくると、日本も一気に凍てつくような冬の寒さになってくるので、「今年も冬将軍がやってきた」と大雪の季語として広く用いられます。
ちなみに”冬将軍”と合わせて冬の街角俳句などでよく聞く言葉が”鍋奉行”です。
この言葉の由来は江戸時代初期にまで遡ると言われています。
当時は鍋が貴重な道具だったそうで、そのため、鍋を大切に管理するための「鍋奉行」という役職自体が大名家によっては存在していたとされています。
現在はその当時の名残りが転じる形で、鍋料理を取り仕切る存在という扱いの言葉へと変化していったそうです。
コーヒーも覚醒剤として使われる時代もあれば、医療品として使われる時代もあったりと、その扱われ方は時代と共に多様に変化していきましたが・・・”
鍋奉行”という言葉は時代の変化と共に今では”場を仕切る嫌なやつ”という意味でも使われるので変化というものは時に恐ろしいものです(笑)
コーヒーノ結び
初侯(12月初旬)は『空塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)』とあります。
分厚い雲が空を塞ぐように広がり、暗く重たい空になる時期とされています。
この頃には私たちの生活にもすっかりと冬が訪れていることでしょう。
日の出はすっかりと遅くなり、朝の音は静か、
深い吐息は白く漂い、一層と濃くなってしまった冬の様相に
感じる布団の温もりはまるで楽園の如し・・・
『ここがエデンの園か』
神の温もりにアダムとイブを想う夢うつつの中
鳴り響く時計のアラーム音は林檎を食べた罪と罰か。
機械的な規則音が年を通して変わることのない冷徹な社会的現実を一層残酷に突きつけてきます。
末候(12月下旬)は『鮭の魚群がる(さけのうおむらがる)』とあります。
北国で鮭が産卵のために川を登っていく様を私達はテレビ報道などできっと目にすることが出来るでしょう。
鮭が新しい命の芽吹きに備えるように私達もまた新しい”年”の息吹に備えて準備を始めるのがこの頃です。
「正月事始め」と呼ばれるこの季節、私たちの社会的現実は変わらず残酷です。
布団の温もりも
鮭の滝登りも
感じれば感じるほど心は曇天
終わりを迎える今の御年(こんのおんとし)の数え日を走り去っていくような喧騒の中で仕事や行事、家内事など一つ一つ納め時を迎えていくことになると思います。
そんな中でも、一年に一度、多くの方がこの一年を顧みては
「終わり良ければ総て良し」
と一年の総決算を「除夜の鐘」や「御正月」など色濃く残る日本の伝統行事に身を委ね、新たな年の息吹に希望を灯します。
仮にコーヒーの世界にもそういった伝統美があるとすれば日本においてはおそらく、焦げた炭のような香りと、力強い苦味のある深煎りコーヒーだと僕は思います。
今後どれだけコーヒーの世界と風味が多様化しても、
その焦げた炭の様な香りは嗅ぐわう誰かの幸福な横顔を冬の風物詩のように思い出す伝統として残り続け、
その力強い苦味は”苦味”と共に歩んだ自身の思い出を慈しみ、懐かしむ”思い出の味”として、”こーひー”として愛され続けるでしょう。
冬炬燵(こたつ)に入ってあんこ餅やクリスマスケーキを食べるときのお供としてだけでなく、凍てつく寒さの中で香る深く煎った炭のような焦げた香りが皆様の毎朝の些細な楽しみとなることを祈って、今年も去年と同じく最後の末尾とさせて頂きます。
良いお年を
ASLAN Coffee Factory
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