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ASLAN COFFEE FACTORY

【 定期便10月 】パナマ / チェバス ”Venus(ヴィーナス)”

【 定期便10月 】パナマ / チェバス ”Venus(ヴィーナス)”

通常価格 ¥6,123 JPY
通常価格 セール価格 ¥6,123 JPY
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生産国:PANAMA(パナマ)

生産地:El Salto , Boquete, Chiriqui(チリキ県ボケテ地区エル・サルト) 

生産者:Jose Luis Chevas(ホセ・ルイス・チェバス)

品種:Geisha(ゲイシャ)

標高:1,500m ~ 1,700m

精製方法:Cold Fermentation Washed / コールドファーメンテーション・ウォッシュド

ローストレベル:浅煎り(LightRoast/1crak⁺35sec)

CUPCOMMENT / カップコメント                     

Flavor(フレーバー):jasmin(ジャスミン)、YwllowPeach(イエローピーチ)、Lactic(ラクティック)

Aroma(アロマ):Jasmin(ジャスミン),Lemongrass(レモングラス)、Roasted⇒Cereal/Malt(ロースティッド⇒シリアル/モルト)

Acidity(酸味):Citric(シトリック)、Malic(マリック)、yellowPeach(イエローピーチ)

Sweetness(甘味):Yellowpeach,Lactic,Brownsugar

Mouthfeel(マウスフィール):Lactic,Yellowpeach,Brownsugar

After Taste(アフターテイスト):Yellowpeach,Lemongrass

Roasters' Comment   

Best of Panama 2024 Geisha Natural 9位に入賞したChevas Coffee Estateは非常に若く近代的なコーヒープロダクションによって評価を高めている農園の一つです。

農園主のホセ・ルイス・チェバスと2020年のパナマ・バリスタ・チャンピオンのアドリアン・ビジャレアルのチームタッグによってChevasでは数々のエクスペリメンタルロットが小ロットで制作されます。

From Seed To Cup(種子からカップまで)

と呼ばれるスペシャリティコーヒーの理念そのものを体現したかのようなその生産システムから生み出されるクロップはどれも非常にユニークでインテンスの高いエンターテイメント性に富んだカップが目立ちます。

今回のWashedロットであるVenus(ヴィーナス)もそのうちの1つで、低温でファーメントさせることによって発酵中の温度上昇を抑えたWashedです。


インテンスの高さもさることながら、トップアロマからボディトーンのチェンジングに鋭さと同時に艶感と透明感も感じ取れます。

カオスティックなのにエレガントな様相はまさにVenus(女神)の名に相応しいゴージャスなカップバランスです。

 

Chevas(チェバス)

2016年にChevas Coffee Estateを設立した農園主のホセ・ルイス・チャバスは18歳のころ、祖父のコーヒー農業に興味を抱き、親友であるアダウラコーヒーのマーカスの後押しもあって、家業に加わることで、コーヒー農園の仕事を始めました。

現在は2020年のパナマ・バリスタチャンピオンであるエイドリアン・ビジャレアルと一緒に農場を管理しています。

写真中央:Adrian Villarreal(アドリアン・ビジャレアル)Instagram

Chevasの強みは何といってもトップバリスタが直接農園での生産管理に携わっていることだと思います。


かつては世界市場と断絶する存在と考えられていた農園という生産現場に世界市場の開拓戦士であるコンペティションバリスタが参画する生産システムは最も近代的な農園という位置づけをしてもいいのかもしれません。

 

彼らは、コーヒーの品質管理において最後の番人とも言えるバリスタが生産現場に参加することで、"seed to cup(種子から一杯のカップまで)"というスペシャリティコーヒーの理念そのものをより直接的に体現することを目指しています。

品質を高めるだけでなく、フレーバー感覚体験を向上させることができるさまざまなプロセスを積極的に使用するChevasの姿勢には農園主とバリスタのチームタッグ関係が農園そのものに存在するからだと思います。

この強みを生かしたナノロット生産で彼らは小ロットで数々のエクスぺリマンタルロットを生み出します。

写真元:José Luis Chevas(@chevas27)

 

PANAMA

2020年のパナマ産コーヒーの生産量は6,900トン。全世界の生産量が10,688,153トンですので、世界シェアはわずか約0.064%しかありません。

画像元:CBC Guide: Panamanian Coffee

 

世界国別ランキングでは世界42位になります。

それでも、コーヒーマニアの中でパナマコーヒーの名前を知らない人はおそらくいないでしょう。

【Best Of Panama ( ベストオブパナマ )】を中心に今や世界中のコーヒーギークを虜にし、パナマコーヒーはその圧倒的な品質によってコーヒーマーケットの強力なプレイヤーとして君臨しています。

上述の通り、年間のコーヒー生産量自体はかなり小さい国ですが、kgあたりのコーヒー生豆最高取引価格は常に世界一位を誇り、他の生産国とは文脈の異なる異質なコーヒーサプライチェーンを構築しているのがパナマです。

 

 

チリキ県( Chiriqui )について          

パナマは北米大陸と南米大陸を繋ぐように広がっており、国土が細長く横に広がっています。そのため、カリブ海と太平洋の両方の気候的影響を受けるのでパナマならではの独特な気候が生まれます。

パナマ西部のチリキ県(Chiriquí Province)はパナマコーヒーの中でも特に優れた品質を生み出す農家が集まっていますが、その理由はこの地域に存在する”バル火山”にあります。

バル火山が最後に噴火したのは16世紀

噴火によって周辺の土壌にテフラが散らばったことにより、火山周辺は栄養分が豊富な肥沃な土壌で、コーヒー栽培に理想的な環境となっています。

パナマの高品質なアラビカ種は主にこのバル火山周辺で生産されています。

ボケテ地区(Boquete District)

ティエラ・アルタス地区(Tierras Altas District)

レナシミエント地区(Renacimiento District)

火山を囲むように広がるこれらの地域にコーヒーマニアを魅了する世界的に有名な農家が集まっています。

 

 

 

GEISHA

ゲイシャという名前を知っている人は多いと思いますが、実際ゲイシャがどんな品種かほとんどの人が知らないと思いますが・・・

先ずは毎度おなじみWorldCoffeeResearchの品種カタログを抜粋していきます。

【Background】

遺伝的分類 : エチオピア・ランドレース

血統 : エチオピア・ランドレース

ブリーダー : なし

歴史 : この品種はもともと 1930 年代にエチオピアのコーヒー林から採取されました。そこからタンザニアのリャムング研究ステーションに送られ、1953年に中央アメリカのCentro Agronómico Tropical de Investigación y Enseñanza(CATIE)に運ばれ、そこでアクセッションT2722として記録されました。

コーヒーの葉さび病に対する耐性が認められた後、1960年代にCATIEを介してパナマ全土に配布されました。しかし、植物の枝はもろく、農家に好まれなかったため、広く植えられませんでした。

このコーヒーは、2005年にパナマのボケテのピーターソン家が「ベスト・オブ・パナマ」コンペティションとオークションに出品したことで有名になりました。

非常に高い評価を受け、当時のコーヒー生茶オークション価格の記録を破り、20ドル/ポンド以上で落札された。

ゲイシャと呼ばれる遺伝的に異なる植物の種類が複数あり、その多くはエチオピアで同様の地理的起源を共有しているため、ゲイシャについては重大な混乱があります。

ワールド・コーヒー・リサーチが実施した最近の遺伝的多様性分析により、T2722の子孫であるパナマのゲイシャが明確で均一であることが確認されています。

高地で植物を適切に管理すると、非常に高いカップ品質に関連付けられ、繊細なフローラル、ジャスミン、桃のような香りで知られています。

ゲイシャとゲシャの綴りは、エチオピアの方言から英語への決まった翻訳がないという事実に関連して、しばしば同じ意味で使用されます。

このコーヒーは「ゲイシャ」という綴りで生殖質記録に最初に記録され、コーヒー研究者と生殖質バンクは何十年にもわたってその綴りをほとんど維持しており、その綴りがコーヒー業界で最初に促進され、使用されるようになりました。

このコーヒーはもともとエチオピアの山に近い地域で採集され、その名前は英語でゲシャと最も一般的に訳されています。

その結果、コーヒー業界の多くの人は、そのスペルを救うことを好みました。

 

個人的なまとめ

さて、WorldCoffeeResearchのゲイシャの調査結果の原文をそのまま直訳して抜粋したものを紹介しましたが、いかがですか?

だいたいの人はちんぷんかんぷんかと思いますが、「ほほぅ」と理解してる人はなかなかの論文オタクでしょう。

ゲイシャに関しての調査結果は市場メインで動く私達ロースターや一般消費者にとって驚きの目白押しです。

簡単に重要な点だけ要約すると主に3つに分けられると思います。

1.T2722

私達が思い浮かべる「THE GEISHA」の風味を持つ品種は1930年にタンザニアに渡り、1953年に中央アメリカで”T2722”とナンバリングされたもの

 

2.世界最高取引額を記録するコーヒーの最高級品種

パナマで開催される国際品評会ベストオブパナマ(BOP)で落札されるゲイシャ(T2722)はしばしばコーヒーの世界最高取引価格を記録する。

 

3.T2722以外の品種もゲイシャという名前がたくさんある

パナマで落札されるゲイシャはT2722の子孫であることは間違いないが、それ以外のゲイシャも世界にはたくさん存在し、それは混乱の根源となっている。

 

こんな感じでしょうか。

2はコーヒーマニアの方ならご存じかもしれませんが、1と3は初耳の方が多いんじゃないかと思います。

よく、ゲイシャを飲んでも思ったのと違うってなることがありますが、それはそもそもT2722の子孫じゃない可能性もありますね。ってことです。

 

ちなみにコロンビアゲイシャの中にもT2722の子孫だろうなぁと感じる桃のような風味を持つものもあれば、全然違う風味のゲイシャもあります。

パナマに比べるとかなり農園ごとにブレがあるイメージです。

つまり、私達がゲイシャと思っているゲイシャの中にはゲイシャじゃないものもあるということです。

ただ唯一確証して言えるのは、パナマ産のゲイシャだけは確実にどこのゲイシャでも遺伝的均一性が認められています。(さすがのパナマ・・・!)

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