コロンビア/カランボロ マイクロロットウォッシュド(浅煎り)
コロンビア/カランボロ マイクロロットウォッシュド(浅煎り)
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生産国:Colombia(コロンビア)
生産地:Huila(ウィラ県)
生産者:Huilaのアセヴェド地区及びブルセラ地区の農園のマイクロロット
品種:Colombia(コロンビア),Tabi(タビ)
標高:1,780 - 1,900m
精製方法:Fermented Washed(ファーメンティッド・ウォッシュド)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
【FLAVOR COMMENT(フレーバーコメント)】
【Aroma(アロマ)】
豆の状態:キャラメルやバニラを思わせる甘い香り
粉の状態:ナツメグを思わせるスパイシーな香り
口内香:ライチやエルダーフラワーを思わせる華やかな香り
【Flavor(フレーバー)】Lemon Candy(レモンキャンディ),Lychee(ライチ)、Peach jam(桃ジャム)
【Acidity(酸味)】StoneFruits(核果系)、Citrus(柑橘系)
【Sweet(甘味)】BrownSugar(黒糖)
【Body(ボディ≒コク)】Short-MediumBody(ショートミディアムボディ)Syrup(シロップ)、Silk(シルク)
【After Taste(アフターテイスト)】Lychee(ライチ)、Elder Flower(エルダーフラワー)
【Balance(バランス)】Three-dimensional balance(立体的なバランス)
コメント:明るい酸味、強い甘味、滑らかで明確な質感、個々のキャラクターがしっかりとありながら織りなすシナジー感があり、それぞれがそれぞれを際立たせるような調和性のある風味バランス。
酸味⇒質感⇒甘味⇒香りの順に個性が綺麗に広がってくるのでとても立体的なバランス。
この風味がデイリーラインで飲める時代がやってきた!!
ABOUT HUILA
コロンビアのコーヒーに関して言えば、ウィラ地方は常に人気があります。
ウィラはコロンビアアンデス山系の南部に位置しており、この地域は豊富な自然に取り囲まれています。
火山灰による肥沃な土地が点在し、山あいの谷が年間を通して安定した気候を維持しながら、比較的他県に比べてコロンビアの中では高温地域です。
ですが曇りが多く、日射時間の平均が1日に3.5時間と短いため、チェリーは直射日光で葉焼けすることがなくすくすくと育ちます。
アンデス山脈からマグダレナ河が流れ出るこのウィラは奇跡の土地と現地では呼ばれており、常にコロンビアコーヒーの素晴らしい物語とコーヒーがここウィラで誕生します。
高品質のコーヒーに加えて、ウィラ県のコーヒーはコロンビアにない生き生きとした明るい酸味、パワフルでジューシーな甘さ、茶葉のようなアロマの強い香りが特徴の独特のカップ プロファイルでも有名です。
最近ではこの地に生息しているピンクブルボンがエチオピア原種をルーツに持つ独自の品種群であることが分かり、一層プライマルが高まるなどコロンビアスペシャリティコーヒーのフロンティアとして活躍する大地でもあります。
毎年行われるカップオブエクセレンス・コロンビア品評会においても受賞リストの中にはこのウィラ県の生産者が散見されます。
ABOUT Calambolo
今回のクロップはウィラ県ブルセラス地区とアセヴェド地区の農園のチェリーをウィラ県の農協が集めたいわゆる農協品になります。
ただこの農協品は集めたチェリーをEl Diviso農園のネストルとLas Flores農園のヨハンが中心となり精製しています。
(上:El Divisoのネストル・ラッソ / 下:Las Floresのヨハン・ヴェルガラ)
チェリーは零細農家から集めそれを実力のある農家に監修してもらうという面白いプロダクトデザインは若手の農家中心にマネージメントが行われているウィラ農協らしい発想です。
去年はオーガニック認証ゲイシャの農協品とかも出してましたが、その時にこの農協はめっちゃ面白いなと思ってまとめたブログもあるのでリンク張っておきます。
【農協システムの付加価値】コーヒーという世界の職業倫理とノブレスオブリージュ – ASLAN COFFEE FACTORY
気になる人は読んで見てください。
さて、話を戻して2023年以降各国のバリスタチャンピオンシップでその名が列挙するEl DivisoとLas Floresですが、彼らの十八番と言えば、「発酵精製」です。
今回のクロップはそんな世界的に有名な彼らがマイクロロット精製の過程で培った発酵ノウハウを農協品に援用し、CastilloやColombia、Tabi等のローカル品種をブレンドしたwashedをブラッシュアップさせています。
ざっくりと精製方法を紹介すると・・・
最初に酸素に晒して酸化させることでチェリーの持つ糖度を引き上げ、次に浸漬発酵(水中で嫌気発酵)を長時間することでよりフルーティーな香味を引き出します。
その後、50°Cの熱水を入れて撹拌、今度は20°Cの冷水を入れ、温度衝撃で微生
物の発酵を止めることで狙った香味をチェリーにとどまらせることが可能です。
最終的にミューシレージを取り除き、天日乾燥させてからさらにサイロで乾燥させて完成。袋に入れて10日間ほどレスティングさせます。
精製方法を枚挙していくと複雑すぎてよくわからんって人も多いと思うんですが、まぁ一言で言うと、好気性も嫌気性もやってるしなんなら最近トレンドのサーマルショックもメカニカルドライも全部やってます。
農協品かつ品種ブレンドで精製方法だけスーパートレンディ!
去年のオーガニック認証のゲイシャでも面白いと思ったけど、やっぱおもろい農協です(笑)
どのビジネスの世界でもそうですが、人的ネットワークを活かしたプロダクトデザインの素晴らしさは分業制だと思います。
このカランボロは農協という大きなフレームワークの中だからこそできる「小さなスペシャリストの集合体」と言っていいでしょう。
コーヒーでこんなごりごりの地域創生プロジェクト的なマーケットデザインされた商品が味わえるのはまじで面白いと思います。
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