パナマ / アブーコーヒー カツアイウォッシュド”TN-555”(浅煎り)
パナマ / アブーコーヒー カツアイウォッシュド”TN-555”(浅煎り)
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生産国:PANAMA(パナマ)
生産地:Panama Canas Verdes Boquete Chiriqui(パナマ チリキ州ボケテ地区カーニャ・ベルデス)
生産者: Abu Coffee ( Jose Luttrell ) / アブーコーヒー(ホセ・ラットレル)
品種:Catuai(カツアイ)
標高:1,550 M.A.S.L
精製方法:Washed / ウォッシュド
ローストレベル:シナモンロースト(浅煎り)
CUPCOMMENT / カップコメント
【Aroma(アロマ)】Herbal(ハーバル),Caramel(キャラメル)
【Flavor(フレーバー)】DragonFruits(ドラゴンフルーツ)、Pomegranates(ザクロ)、Fig(無花果)
【Acidity(酸味)】Citrus(柑橘系)、Berry(ベリー系)、
【Sweet(甘味)】Coconuts(ココナッツ)
【Body(ボディ≒コク)】Medium-Shortbody(ミディアムショートボディ)、Molasses(糖蜜)、Syrup(シロップ)
【After Taste(アフターテイスト)】BrownSugar(ブラウンシュガー)、Lemongrass(レモングラス)、Pear(洋梨)
【Balance(バランス)】Three-dimensional(立体的)
【 CUP KIDDING / カップ戯言 】
ドライから薫り高く
生き生きとした明るい酸味
これこそ正に
水洗式
・・・・
いや
正統派水洗式か
・・・
いやいや
というより、この透明感は清純派というべきか
そんな風に悩みを嗜んで、思考の旅に出かけていると
矢先、違和感
舌触りに反逆の重厚感
革命の旗印には ”蜜なる甘美”
これはデンジャラス
世の中コーヒーラバーよ
清純派には気を付けるべし
甘い蜜と少々の毒牙は退屈な毎日に対する革命と成り得る
パナマについて
2020年のパナマ産コーヒーの生産量は6,900トン。全世界の生産量が10,688,153トンですので、世界シェアはわずか約0.064%しかありません。
画像元:CBC Guide: Panamanian Coffee
世界国別ランキングでは世界42位になります。
それでも、コーヒーマニアの中でパナマコーヒーの名前を知らない人はおそらくいないでしょう。
【Best Of Panama ( ベストオブパナマ )】を中心に今や世界中のコーヒーギークを虜にし、パナマコーヒーはその圧倒的な品質によってコーヒーマーケットの強力なプレイヤーとして君臨しています。
上述の通り、年間のコーヒー生産量自体はかなり小さい国ですが、kgあたりのコーヒー生豆最高取引価格は常に世界一位を誇り、他の生産国とは文脈の異なる異質なコーヒーサプライチェーンを構築しているのがパナマです。
ボケテ( Boqute )について
ABU COFFEEのあるボケテ州カニャスベルデスは、湿度がものすごく高い典型的な熱帯雨林の地域です。
この地域は雨も多く常に湿気ていますが、火山灰土壌で土は非常に水はけが良く、有機物が沢山含まれた肥沃な土壌です。
さらにボケテのこの地域は「バハレケ」と呼ばれる非常に深い霧がかかることで知られています。
日光の光を遮るこのバハレケは様々な生物の多様性を育みます。
それは勿論、コーヒーの木にとっても同様です。
この地域のコーヒーチェリーの成熟は非常に緩やかに進行しますが、それはこうした豊かな土壌と、様々な植物に囲まれた自然のシェードツリーと、そしてこのバハレケの霧によってもたらされます。
ユニークかつ、強烈でジューシーなフレーバー、アロマティックなフローラルノートを備えたゲイシャコーヒーを作るための”エデン”とも呼べるこの地域には、Lamastus Family EstatesやHacienda La Esmeraldaなど伝説的なパナマゲイシャ農園も実際存在します。
アブーコーヒー( Abu Coffee )について
ABU COFFEE (アブーコーヒー)
この名は先代から家業を引き継いだ4代目ホセ・ラットレルによって2013年に設立された新しい農園です。
その名には父である3 代目農園主ホセ・ギレルモ・ラットレル・テッドマンへの追悼の意味とコーヒーへの情熱が込められています。
ホセ・ギレルモ・テッドマンは家族を大切にする男でもあり、孫からいつも「アブエロ(スペイン語で”祖父”の意味」と呼ばれる父をホセは敬愛していました。
そんなホセの父である3代目にはコーヒーへの気高き情熱と夢がありました。
「いつか自分の農園でゲイシャを最高の品質基準に引き上げ、最高のバランスのゲイシャコーヒーを実現する」という夢です。
しかし、ホセ・ギレルモ・テッドマンは道半ばで天国へと旅立ってしまいます。
三代目亡き後、その後を引き継いだ現農園主である4代目ホセは 愛する父への追悼の意と彼の悲願だった”最高のゲイシャコーヒー”をいつかラットレル家の手で生み出すことを誓います。
「祖父のコーヒー」
直訳するとそんなところでしょうか。
「アブエロ」の遺志が脈々と続き、その遺志がラットレル家の未来を明るく灯してくれることを信じて・・・
彼は農園名を「ABU”アブー”」へと改名しました。
実績( Track record )について
ホセが運営するABU Coffee の農場は偉大な巨人たちの足元にあります。
歴史も古くBOPで数回の優勝経験を持つ農園”ラマストゥス・ファミリー・エステーツ”
世界中でゲイシャが認知されるきっかけを作った農園”ハシエンダ・ラ・エスメラルダ”
パナマゲイシャブランドを築き上げたこの伝説的な巨人たちの足元にホセの農場は誕生しました。
なのでホセは自分たちのコーヒー農園を「プチコーヒー農園」と呼んでいます。
しかし、ここ最近のベストオブパナマの軌跡を辿る中でこの「プチコーヒー農園」の名前はしきりと話題にのぼります。
数年の内に連続したBOP賞を勝ち取ることは実力のある農園なら珍しくないですが、数々の受賞歴のある生産者の誰よりもはるかに若いこのABU Coffeeの連続受賞はパナマ国内のみならず世界中で注目を浴びています。
きっかけは2017年
ベスト・オブ・パナマ・コンペティション 初参加の彼らがゲイシャ・ウォッシュド部門で6位に入賞したことで注目を浴びます。
それ以来、彼らは毎年さまざまなカテゴリーで入賞しており、”高品質なコーヒーを生み出す生産の再現性”が高く評価されています。
「私たちは常にトップに立とうとしていますが、トップに立つのはとても難しい。なので...最高の運で選ばれることを祈るばかりです」
そう語るホセの眼差しには静かなる熱情が粛々と宿っています。
やはり目指す頂きはトップ
彼の情熱がアブエロの魂を灯すまで、挑戦の旅路は続いていくのでしょう
ベスト・オブ・パナマ(BoP)(Best of Panama)受賞歴
- 2017年ゲイシャ・ウォッシュド部門( Geisha Washed )6位入賞
- 2018年ゲイシャ・ナチュラル部門( Geisha Natural )12位入賞
- 2018年ゲイシャ・ウォッシュド部門( Geisha Washed )15位入賞
- 2019年ゲイシャ・ウォッシュド部門( Geisha Washed )8位入賞
- 2019年ゲイシャ・ナチュラル部門( Geisha Natural )12位入賞
- 2020年ゲイシャ・ナチュラル部門( Geisha Natural )11位入賞
- 2021年バラエタル・ナチュラル部門( Varietal Natural ) でCatuai、5位入賞
- 2021年バラエタル・ウォッシュド部門( Varietal Washed )でCatuai、位入賞
- 2021年ゲイシャ・ウォッシュド部門(Geisha Washed)14位入賞
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