ASLAN COFFEE FACTORY
【定期便9月トップロット】サンタモニカ ゲイシャ・ナチュラル(浅煎り)
【定期便9月トップロット】サンタモニカ ゲイシャ・ナチュラル(浅煎り)
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生産国:Colombia(コロンビア)
生産地:Quidio(キンディオ)
生産者:Santa Monica ( Jairo Arcia ) / サンタモニカ( ハイロ・アルシア )
品種: Geisha( ゲイシャ )
標高:1,550m - 1,650m
精製方法:Natural ( ナチュラル )
【ローストレベル:Cinnamon roast(浅煎り)】
【FLAVOR COMMENT(フレーバーコメント)】
Flavor(フレーバー):Pineapple(パイナップル)、Strawberry(ストロベリー),Jasmin(ジャスミン),Citrus(シトラス),Lactic(ラクティック)
Aroma(アロマ):Strawberry(ストロベリー)、Jasmin(ジャスミン)、Sweetaroma(甘い香り)
Acidity(酸味):Citrus Fruits(柑橘系果物)、Pineapple(パイナップル)
Sweetness(甘味):Maple syrup(メープルシロップ)
Mouthfeel(マウスフィール):Silky(絹のような)、Mediumbody(ミディアムボディ)
After Taste(アフターテイスト):Strawberry(ストロベリー),Mango(マンゴー)
Roasters Comment
ハイロ・アルシアはハルディネス・デル・エデンで知られるコフィネットグループのマネージャーでもあり、ここサンタモニカ農園の農園主です。
コフィネットの前身であるコーヒー生豆輸出会社のマネージャーでもあった彼は現在のコフィネットの生みの親であるフェリペの父で、息子の挑戦に対する最大の理解者でもあります。
そのため、彼が所有する5つの農園は現在コフィネットグループとしてプロダクトアウトしていきます。
今回はハイロが所有する農園の中でも特に歴史のあるサンタモニカからゲイシャのナチュラルプロセスをピックリリース。
前回のシトリックなウォッシュドクロップとは一変して、重厚なボディトーンに要所でフローラルな香りがほんのりと姿を現す典型的なナチュラルプロセスの良さが詰まった逸品となっています。
ここ最近は地球温暖化の影響で世界中の各生産地域で乾燥期にスコールが降るようになりました。
ナチュラルは湿気のダメージで発酵が進み、今回のサンタモニカのようなほんのりとフローラルな香りが漂うクラシカルなナチュラルクロップはもう探すのが難しくなりました。
かといって、酸質は明るすぎることもなくシロッピーなボディが全体のカップの演出にどっしりとした安定感を生み出しているところは少し現代的な発酵のニュアンスを感じます。
重心の低いボディトーンがシトリックな酸をパイナップルやマンゴーのような南国フルーツのニュアンスに昇華させている非常にバランスの良いゲイシャクロップ。
SANTA MONICA
サンタモニカ農園はハイロ・アルシアさんが所有する農園で、彼は息子のカルロスさんとフェリペさんと共にコーヒー特殊発酵プロセス専門会社コフィネットを家族運営しています。
コフィネット社自体はまだ新しい会社ですが、前身の会社は80年続くコーヒー生豆輸出会社として父であるハイロさんが経営していました。
コフィネットはハイロさんが息子のフェリペさんに代表を譲った際にフェリペさん自身が事業再編を図り、新しく始めた会社です。
ハイロはそんな息子たちを歓迎し、彼らの挑戦をサポートする最大の支援者でもあります。
現在は息子たちのコーヒー生産に対する多角的な視点と知識、新しい挑戦を応援しながら、ハイロさん自身の農園でも彼らの新しい取り組みを積極的に取り入れています。
息子のフェリペがコフィネットを始めたのは2015年でしたが、ハイロさんはその当時からの初期メンバーです。
その当時は40年以上勤続していたコロンビア第 2 位の輸出業者ラカフェ社の工場マネージャーを務めながら、息子たちの活動をサポートしていました。
ハイロさんはとても勤勉な方で、ラカフェ社で工場マネージャーとして働きながら貯蓄をためて、1987年にはじめて農園を購入します。
そこでカトゥーラ種の栽培を始めますが、その後もラカフェ者の工場でフルタイムで働きながら貯蓄が貯まれば農園を買い、また貯蓄をしての生活を繰り返すことで少しづつ農園を増やし、最終的には今回のサンタモニカ農園を含む 5 つの農場を購入することに成功しました。
2005年以降は一度コーヒー生産の利益が減少し、コーヒーの栽培だけでは経営が成り立たなくなってしまいます。
ハイロさんは副収入を得られるようにアボガドやバナナなど果樹園経営を始め、なんとか農園経営を継続させていきます。
2014年に兄の助けを借りながらゲイシャ種やピンクバーボン種などトレンディーでエキサイティングな品種の栽培に成功してもう一度コーヒー生産の利益上昇に成功します。
現在では、世界中でコーヒーラバーを驚かせているインフューズドコーヒーという全く新しいコーヒー生産の専門的な知識を積極的に息子たちから学び、少年のような好奇心でハイロさんはユニークなコーヒークロップを生み出しています。
「毎朝、自分が育てたフルーツとコーヒーを並べた食卓を家族で囲む時間が私にとっての幸福です」
そう語るハイロの満面の笑みは人生をコツコツとコーヒーに捧げてきた彼の小さな物語の幸福を語らっています。
Geisha
ゲイシャという名前を知っている人は多いと思いますが、実際ゲイシャがどんな品種かほとんどの人が知らないと思います。
今日はそんな話をしていこうと思いますが先ずは毎度おなじみWorldCoffeeResearchの品種カタログを抜粋していきます。
【Background】
遺伝的分類 : エチオピア・ランドレース
血統 : エチオピア・ランドレース
ブリーダー : なし
歴史 : この品種はもともと 1930 年代にエチオピアのコーヒー林から採取されました。そこからタンザニアのリャムング研究ステーションに送られ、1953年に中央アメリカのCentro Agronómico Tropical de Investigación y Enseñanza(CATIE)に運ばれ、そこでアクセッションT2722として記録されました。
コーヒーの葉さび病に対する耐性が認められた後、1960年代にCATIEを介してパナマ全土に配布されました。しかし、植物の枝はもろく、農家に好まれなかったため、広く植えられませんでした。
このコーヒーは、2005年にパナマのボケテのピーターソン家が「ベスト・オブ・パナマ」コンペティションとオークションに出品したことで有名になりました。
非常に高い評価を受け、当時のコーヒー生豆オークション価格の記録を破り、20ドル/ポンド以上で落札された。
ゲイシャと呼ばれる遺伝的に異なる植物の種類が複数あり、その多くはエチオピアで同様の地理的起源を共有しているため、ゲイシャについては重大な混乱があります。
ワールド・コーヒー・リサーチが実施した最近の遺伝的多様性分析により、T2722の子孫であるパナマのゲイシャが明確で均一であることが確認されています。
高地で植物を適切に管理すると、非常に高いカップ品質に関連付けられ、繊細なフローラル、ジャスミン、桃のような香りで知られています。
ゲイシャとゲシャの綴りは、エチオピアの方言から英語への決まった翻訳がないという事実に関連して、しばしば同じ意味で使用されます。
このコーヒーは「ゲイシャ」という綴りで生殖質記録に最初に記録され、コーヒー研究者と生殖質バンクは何十年にもわたってその綴りをほとんど維持しており、その綴りがコーヒー業界で最初に促進され、使用されるようになりました。
このコーヒーはもともとエチオピアの山に近い地域で採集され、その名前は英語でゲシャと最も一般的に訳されています。
その結果、コーヒー業界の多くの人は、そのスペルを救うことを好みました。
個人的なまとめ
さて、WorldCoffeeResearchのゲイシャの調査結果の原文をそのまま直訳して抜粋したものを紹介しましたが、いかがですか?
だいたいの人はちんぷんかんぷんかと思いますが、「ほほぅ」と理解してる人はなかなかの論文オタクでしょう。
ゲイシャに関しての調査結果は市場メインで動く私達ロースターや一般消費者にとって驚きの目白押しです。
簡単に重要な点だけ要約すると主に3つに分けられると思います。
1.T2722
私達が思い浮かべる「THE GEISHA」の風味を持つ品種は1930年にタンザニアに渡り、1953年に中央アメリカで”T2722”とナンバリングされたもの
2.世界最高取引額を記録するコーヒーの最高級品種
パナマで開催される国際品評会ベストオブパナマ(BOP)で落札されるゲイシャ(T2722)はしばしばコーヒーの世界最高取引価格を記録する。
3.T2722以外の品種もゲイシャという名前がたくさんある
パナマで落札されるゲイシャはT2722の子孫であることは間違いないが、それ以外のゲイシャも世界にはたくさん存在し、それは混乱の根源となっている。
こんな感じでしょうか。
2はコーヒーマニアの方ならご存じかもしれませんが、1と3は初耳の方が多いんじゃないかと思います。
よく、ゲイシャを飲んでも思ったのと違うってなることがありますが、それはそもそもT2722の子孫じゃない可能性もありますね。ってことです。
ちなみにコロンビアゲイシャの中にもT2722の子孫だろうなぁと感じる桃のような風味を持つものもあれば、全然違う風味のゲイシャもあります。
パナマに比べるとかなり農園ごとにブレがあるイメージです。
ちなみに今回のサンタモニカのゲイシャは多分、違うDNA。

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