ASLAN COFFEE FACTORY
【定期便9月トップロット】フィンカ・パティオ・ボニート ウシュウシュ・ウォッシュド(浅煎り)
【定期便9月トップロット】フィンカ・パティオ・ボニート ウシュウシュ・ウォッシュド(浅煎り)
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生産国:Colombia(コロンビア)
生産地:Cauca(カウカ県)
生産者:Finca Patio Bonito ( Poula Truillo ) / フィンカ・パティオ・ボニート( ポーラ・トルヒーリョ )
品種: WushWush( ウシュウシュ )
標高:1,550m - 1,650m
精製方法:Washed ( ウォッシュド )
【ローストレベル:Cinnamon roast(浅煎り)】
【FLAVOR COMMENT(フレーバーコメント)】
Flavor(フレーバー):PinkPepper(ピンクペッパー)、Pipe Tabbaco(パイプたばこ)、Jasmin(ジャスミン)
Aroma(アロマ):Spaicies⇒Pink Pepper(ピンクペッパー)、Pipe Tabbaco(パイプたばこ)、Jasmin(ジャスミン)
Acidity(酸味):Citrus Fruits(柑橘系)、Other Fruits(その他果物)
Sweetness(甘味):Other Fruits*Sometimes it evokes cherries and coconuts, but fundamentally it is a Tier 2 attribute.(その他果物*たまに向上して、チェリーやココナッツを連想するが基本的にはティア2属性)
Mouthfeel(マウスフィール):Honey(蜂蜜)、Silk(絹)
After Taste(アフターテイスト):Spaicies⇒Pink Pepper(ピンクペッパー)、Pipe Tabbaco(パイプたばこ)、Jasmin(ジャスミン)
Roasters Comment
ASLANで大変お世話になっているバイヤーの藤波さんと新里さんはどちらも主戦場がコロンビアなので、この時期のASLANにはコロンビアのめちゃくちゃ良いロットが沢山入ってきます。
お二人が持ってくるそれぞれのコロンビアはどちらもバイヤーの特色があり、良いものは全て買って全部皆さんに紹介したいくらい素晴らしいものばかりなんですが、シーズンモノとしてラインアップさせるものは数に限りがあるのでいつもその名から選りすぐっています。
ただ、コンセプトキットはそういった制約がないのでどうせだったら毎月そんなお二人が買い付けてきた素晴らしいロットをガンガン入れちゃおう!というのがここ2~3か月くらいのコンセプトキットの内容になっています。
特に今年は新里さんも彼の思い出の地であるコロンビアのキンディオに買い付けに行ったこともあって、先月~今月のコンセプトキットはトップロットのコーヒーが2種入って超豪華になっています。
その中でもこのFinca Patio BonitoはASLANとしてパワープッシュしたい注目の農園です。
家族経営のFinca Patio Bonitoの経営を新たに継承したポーラは女性らしい現実的なモダニズム思想と伝統的な家族愛に溢れています。
そのため、彼女のコーヒーはエキサイティングでもありユニークでもありながらどこか牧歌的です。
今回のクロップもWushWush(ウシュウシュ)というセンセーショナルでエキサイティングな品種をピックアップしながら、コロンビアの伝統的なブランドプロセスを施してあります。
どこかエチオピアを連想するフローラルな香りと繊細な質感からはコロンビアモダニズムを感じつつ、コロンビアウォッシュドらしいふくよかなボディアフターでクラシカルな旋律が喉を鳴らします。
カップバランスの構成そのものが非常に情緒的でそれはまるでASLANが思うポーラのイメージをそのまま発現しているかのよう。
FINCA PATIO BONITO
この農園を所有するポーラ・トルヒーリョ(Paola Trujillo)は、若く熱心な女性のコーヒー生産者です。
彼女とその家族は、カウカ県北部のペスカドール市の標高 1570 メートルに位置する 11 ヘクタールの土地でFinca Patio Bonito(パティオ・ボニート)という小さな農園を家族で運営しています。
先代オーナーの父カルロスは40年間コーヒー農家を営んでおり、「長い道のりでしたが、最終的にはとても満足しています」と現在の農園の立ち位置について満足げに語ります。
こうした彼の人生の幸福の起源は明確な農業哲学と娘であるポーラに由来します。
「愛と知識そして地球が我が子供たちに残す遺産」という父母の人生哲学はトルヒーリョ夫妻の牧歌的な愛情を表現しており、確実にその哲学は娘のポーラへと受け継がれています。
娘のポーラは常に父であるカルロスのコーヒー農業をサポートしています。
大学で農業科を卒業後、ポーラは専門的に学んだコーヒーの生産知識を父の農場で実践しています。
特にカルロスがコーヒーの発酵プロセスを完成させるためにポーラは非常に重要な役割を担っているそうです。
農場は5ヘクタールで、4ヘクタールでカスティージョ、コロンビア、ピンクバーボンなど、いくつかの異なる品種の22,000本のコーヒーの木が栽培されています。
小さな規模を活かし、トルヒーリョ一家は家族総出でコーヒーの木を大切に管理し、品質の追求に情熱を注ぎ、農場のあらゆる面で細部にまで気を配っています。
農業実践としては地味に聞こえがちですが、パティオ・ボニートのこうした地味さは彼らがとても現実的な愛に溢れているからだと思います。
パティオ・ボニートのすべての事業は3つのコアバリューに基づいています。
1.食料安全保障
2.土壌の保全と管理
3.コーヒー栽培
彼らはそのコアバリューを軸に農業実践という具体的な活動は二つに絞っています。
1.天然資源と環境の管理、保全、探査に関する代替手段の開発と実践
2.学生にその代替手段とトレーニングを提供・教育すること
”美しい理論は複雑さを捨てて、シンプルになる”
かつて研究室で教授に怒られた言葉を思い出してしまうほどパティオボニートの活動はシンプルです。
小さな農園で大きな愛に満ちたパティオ・ボニートはこうした活動を日々のコーヒー生産に落とし込んで、コロンビアの未来を草の根で紡いでいます。
WUSHWUSH
このエキサイティングで新しい品種をどう紹介するかは非常に悩ましいところではあります。
先ず、聞いてほしいことはこの品種は市場供給が先立ち、まだわかってないことが多い非常に話題性の強い品種であること。
コーヒーの木の遺伝子について専門的に研究を行っているWorldCoffeeResearchのバラエティカタログにはまだWushWushに関する調査報告はまとまっていません。
なので、ここで紹介するWushWushに関する内容は今後いかようにもアップデートされていく可能性があります。
さて、そんな前置きを置いておいたところでこの品種について語るべきことがあるとすれば、それはこの品種がエチオピアで2021年に新たなに発見されたゲイシャに似たような非常にオリジナリティのある品種であることです。
エチオピアのベンチマジ・ゲシャエリアにある品種の中で1931年にパナマに渡ったゲシャ1931が世界的なハイエンドシード(種子)として知られるようになってから、
(地図:ゲシャエリア)
スペシャリティコーヒーの世界においてシードブランドは農家にとって高品質な商品作りにおいて欠かせない要素の一つとなりました。
現在他の品種にない特異な風味を持つ様々な品種が新たなシードブランドとして注目を浴びるようになっていますが、その中でも2021年から突如として現れたエチオピアの新しい品種がWushWush(ウシュウシュ)です。
(地図:ウシュウシュ村)
2021年から突如コロンビアを中心に話題を集めるようになったウシュウシュはゲシャエリアから北北東に進んで、コーヒーの発祥地と呼ばれているカッファエリアにあるウシュウシュ村という小さな村に生息していたエチオピア品種です。
この品種がその遺伝子的バックグラウンドが体系化される前に先立って市場で急速に人気を高めている理由の一つが現在では珍しい古代までその遺伝ルーツを遡ることが出来るアラビカ種の一つだからです。
歴史的にコーヒーの木とかかわりの深い地域で、なおかつ外来種の混入が非常に困難な未開の地であるカッファという場所で発見されたウシュウシュは雑種でも現代の育種改良の結果でもなく、数百年前から存在し、交配がほぼ完全に行われていない在来種の家宝品種という位置づけになります。
これにより、ウシュウシュは元の遺伝子構成を維持し、ゲイシャ1931のようなオリジナル品種に匹敵する洗練された複雑な風味を有することが人気の理由と言えると思います。
しかし、個人的にはこのウシュウシュのフレーバープロファイルは王様になりうるようなカリスマ的な風味ではないと思っています。
オリジナル品種だからと言って諸手を挙げて札束を投げ合うには早すぎるかもしれません。
ゲイシャのように誰もが感動するエレガントな個性というよりは、ウシュウシュはスパイシーな辛みと非常に強い甘みがあります。
この個性はとても繊細で危険だと思っています。
品質管理の程度はその個性を発現するためには非常に重要になってくるように思えますし、焙煎レンジもまたその個性を発現するために非常に狭くなりやすいと思います。
ウシュウシュはマラゴジッペのようなティピカグループに近い丁寧な扱いが必要かと思います。
ウシュウシュ村にありながら、実際現在商品リリースが可能な地域はコロンビアを中心とした中南米がほとんどですし、この品種については本当にまだまだわからないことだらけです。
ただ、Finca Patio Bonitoのこのウシュウシュにはその起源を旅することが可能なスパイシーなアロマと若干のジャスミン、そしてエチオピアオリジナル品種にある絹のような質感があります。

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